平成21年度 社会貢献者表彰 受賞者
(敬称略 年齢は受賞時)
人命救助の功績
* 海難・水難、交通事故、遭難等に際し、身命の危険を冒して救助・救援に尽くされた功績
* 犯罪等の発生に際し、身命の危険を冒してその解決に協力された功績
* 災害・事故・犯罪の発生を未然に防いだ功績
光田 太一 (14 歳 香川県さぬき市)
功績内容
平成 20年 8月 2日の午後 7時 30分頃、海岸をランニング中に海で溺れている男子中学生(14歳)
と男性(31歳)を発見した。近くにいた子ども会の父兄から借りたペットボトルいかだを持って潮の流れの速い海に飛び込み、50メートル程泳いで2人をいかだにつかまらせて救助した。 >>詳細
推薦者/さぬき市
功績内容
平成 21年 2月 25日午後 3時 45分頃、唐津市平山川添橋付近で、ミニバイクを運転していた女性(56歳)が、右折するために停車したワゴン車の左後部に追突した衝撃で平山川へ転落しうつ伏せ状態で流されていくのを発見した。救急車が到着するまでの間、固定したロープを使うなどして冷たい川に入り女性を救助した。 >>詳細
推薦者/唐津市
大倉 政志 (53 歳 新潟県新発田市)
功績内容
平成 20年 4月 10日午後 4時頃、新潟市北区の新井郷川(幅 40メートル、水深 3~4メートル)の土手沿いを自動二輪車で走行中に、小学生が同川で溺れ流されて行くのを発見した。カッパの上下と長靴を着用のまま川に飛び込み救助した。 >>詳細
推薦者/財団法人逓信協会
水野 雅 (19 歳 富山県下新川郡)
功績内容
平成 21年 3月 25日午後 2時 40分頃、富山県朝日町の増水し流れの速い用水で、杉の枝打ち作業をしていた男性(76歳)が、作業中に流され用水に架かる鋼材にしがみついていたところを、用水に入り救助した。またこの男性を助けようとして、流されそうになっていた男性も、安全な場所へ移動させた。 >>詳細
推薦者/朝日町
湯浅 洋 (55 歳 東京都江東区)
功績内容
平成 20年 6月 8日午後 0時 33分頃、千代田区外神田で発生し7人の命が奪われた秋葉原無差別殺傷事件の現場にタクシーを運転中に居合せた。被疑者の車両が通行人を跳ね飛ばすのを目撃したため、被害者の救護に当たっていたところ、走って来た被疑者に右下脇腹をナイフで刺され重傷を負った。 >>詳細
推薦者/財団法人警察協会
長井 奈緒美 (31 歳 栃木県)
功績内容
平成 20年 6月 8日午後 0時 33分頃、千代田区外神田で発生し7人の命が奪われた秋葉原無差別殺傷事件の現場に買物の途中に居合せた。被疑者の車に跳ねられた被害者の救護に当たったが、走って来た被疑者に右下腹部をナイフで刺され重傷を負った。 >>詳細
推薦者/財団法人警察協会
故 仙名 清次郎 (57 歳 長野県東筑摩郡)
功績内容
平成 20年 4月 12日午前 10時 45分頃、長野県木曽郡の西野川で、魚釣りをしていた一家 3名の内父親(48歳)と男児(9歳)が河川に流されているのを発見した。親子を救助しようと川へ入ったが、一緒に流され男児とともに命を落とした。 >>詳細
推薦者/全国消防長会
功績内容
平成 20年 7月 1日 13時 37分頃、静岡市葵区の牧川でごみ収集車に乗り信号待ちをしていたところ、うつ伏せで流されていく男性(65歳)を発見した。すぐに119番通報し、前日の雨で増水した川に入って男性を救助するとともに救急車が到着するまで、心臓マッサージや人工呼吸などの救命措置を施した。 >>詳細
推薦者/全国消防長会
草場 大吾 (32 歳 滋賀県彦根市)
功績内容
平成 20年 11月 26日 1時 39分頃、彦根市で発生した建物火災で、119番通報するとともに自宅から持参した消火器で初期消火を試みたが火勢が強く消火はできなかった。建物内に寝たきりの
70代の男性が取り残されていることを聞き、煙が充満した暗い室内に飛び込み手探り状態の中で男性を見つけ救出した。 >>詳細
推薦者/全国消防長会
功績内容
平成 20年 10月 4日午後 3時 43分、米子市の皆生漁港内で、釣りをしていて意識を失い転落したとみられる男性(64歳)を発見した。3名はたまたま現場に居合せ、海中からの援助、救急車の要請、人工呼吸など救命措置を施し、男性を救助した。 >>詳細
推薦者/全国消防長会
向井 豊道 (60 歳 山口県岩国市)
功績内容
平成 20年 4月 4日午後 4時 25分頃、岩国市で、近所の建物から黒煙が噴出しているのを発見した。すぐに役場消防に通報した後、建物へ駆けつけ建物に飛び込み目と耳が不自由な老夫婦(93歳、78歳)を救出した後、延焼防止のため台所南側にあったガスボンベ
2本を搬出した。 >>詳細
推薦者/全国消防長会
社会貢献の功績
* 精神的・肉体的に著しい苦労、危険、劣悪な状況に耐え、他に尽くされた功績
* 困難な状況の中で黙々と努力し、社会と人間の安寧・幸福のために尽くされた功績
* 先駆性、独自性、模範性などを備えた活動により、社会に尽くされた功績
吉原 和子 (65 歳 山口県熊毛郡)
功績内容
地元の老人クラブが不要紙を用いて封筒を作り、行政に寄贈していることを知り、視覚障害者である自分にも出来るのではないかと思い封筒づくりを始め、社会福祉協議会や地域の工務店や商店などに20年以上にわたり毎年約2,000枚の封筒を贈り続けられている。 >>詳細
推薦者/社会福祉法人平生町社会福祉協議会
坂岡 嘉代子 (63 歳 福井県越前市)
功績内容
昭和63年に聴覚障害者、非行少年のための太鼓グループを結成しプロデビューさせた後、平成2年に親子の駆け込み寺「はぐるまの家」を開設し、非行、不登校、家庭内暴力などを受けた子どもたちを受け入れ、和太鼓を教え、太鼓を通じて社会の人達との関わりを持たせ400人余りを更生させている。 >>詳細
推薦者/特定非営利活動法人国際エンゼル協会東村眞理子
ボランティアグループ すずの会 (神奈川県川崎市)
功績内容
平成7年に在宅介護の経験者である代表者とサポートした5人の女性達を中心に設立されたNPO団体。主婦の持つ生活感覚と地域の持つ様々なネットワークを豊かに生かしながら、男性介護者の支援プログラムを作ったり、研修活動を積み重ねた成果を出版して公開し共有化したり、現在59名のメンバーで年間600回を超えて直接出向くなど在宅介護のボランティアを続けられている。 >>詳細
推薦者/山崎美貴子
長岡音声訳の会 (新潟県長岡市)
功績内容
昭和52年に新潟県長岡市で朗読奉仕会として発足し、以後地域の視覚障害者に向け、ボランティア会員の音声訳による市政だよりや地元新聞など、30年にわたる情報提供を続けられている。平成18 年には録音情報のデジタル化を踏まえ、県内初となるCD 版の「声の市政だより」を発行し、近隣市町村の活動にも影響を与えている。現在、会員は48 名である。。 >>詳細
推薦者/新潟県
山本 忠利 (69 歳 神奈川県川崎市)
功績内容
川崎市で和太鼓少年団(平均小学生40名、中学生10名)を結成し、30年に渡り指導を続けている。少年団で和太鼓を習い成長した青年達による和太鼓集団も生まれ、舞台公演もするようになった。地域性が失われつつある世の中に、和太鼓を通じ新しい隣組、新しい集落づくりと子どもたちの健全な成長を願い活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/片岡敏雄
高良 道子 (77 歳 沖縄県国頭郡)
功績内容
昭和29年に看護学校を卒業し、以来沖縄県でハンセン病や結核、母子保健、重症心身障害児の福祉向上など、交通事情も悪く、病院もない県北部地域で昼夜なく介護、医療ケアサービスに尽力した。また保健所を退職後、看護婦、家政婦紹介所の設立やヘルパーの養成に貢献するなど、50年以上にわたり活動が続けられている。 >>詳細
推薦者/社団法人沖縄看護協会
鎌倉手をつなぐ育成会 (神奈川県鎌倉市)
功績内容
昭和29年に知的障害児の親たちが、子どもの将来に向けて社会整備を願い、知的障害児の存在を知ってもらい、障害者の福祉の向上につながれば、との思いで結成した。その後、市内の4つの小中学校に特殊学級が実現、幼児生活訓練会の発足、県立養護学校に精神薄弱児学級が設置されるなど、50年にわたり活動が続けられている。現在会員は、100家族程である。 >>詳細
推薦者/社会福祉法人鎌倉市社会福祉協議会
北飛山岳救助隊 (岐阜県高山市)
功績内容
戦後における登山ブームの高まりによって、多発するようになった遭難事故に対応するため昭和34年に民間の山岳救助隊として結成された。北アルプスの岐阜県側を中心に発足から50年間にわたり、704件の遭難事故に出動、1,193人の遭難者を救助するとともに登山者の遭難事故防止活動を続けられている。現在、隊員は35名程である。 >>詳細
推薦者/高山市
井柳 学 (70 歳 東京都港区)
功績内容
港区虎ノ門一丁目周辺を、夕方に清掃活動を行っていたが、その後地元町会の依頼により、地下鉄終電後から始発までの約4時間半にわたり清掃活動をしながら地域の防犯パトロールも行うボランティア活動をほとんど毎日30年にわたり続けられている。 >>詳細
推薦者/虎ノ門一丁目琴平町会
東海大学 緑の会 (熊本県阿蘇郡)
功績内容
熊本県菊陽町の「鉄砲小路」の生垣の美しい環境を残そうと鉄砲小路地区の住民と共同で生垣の選 定や植え替え活動を始めた。以来27年間も続いている活動で、当初は1km程度だった生垣は活動によって現在約4km
になっている。生垣は防災や景観だけでなく住民同士のつながりも作っている。 >>詳細
推薦者/菊陽町
特定非営利活動法人 KIDS (東京都渋谷区)
功績内容
知的発達に遅れのある子どもたちの施設で開催された運動会にボランティアとして参加した日米欧の社会人約10名によって平成4年に設立されたNPOである。"Knowing
is doing something"「やってみればわかる」という理念のもとで、子どもたち、ボランティア、企業をつなぎ17年間約25,000人の知的障害児と2,500人に活動の場を提供するなどの活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/特定非営利活動法人日本ソーシャルマイノリティ協会
池田 廣枝 (71 歳 山口県宇部市)
功績内容
昭和52年から31年にわたり、経済的に苦しい家庭の子どもで中学校へ入学する生徒へ年間15着程の学生服を贈る運動を続けられている。また月に1回程重度の心身障害児施設や老人保健施設への訪問や独居老人宅を訪問する活動も続けられている。 >>詳細
推薦者/社会福祉法人宇部市社会福祉協議会
吉田 三千代 (60 歳 北海道札幌市)
功績内容
札幌市に本部を置くNPO「飛んでけ!車いすの会」で、国内の余剰な車いすを東南アジアや中南米、アフリカなどへ旅行に行く人に「ついでに」運んでもらう配送ボランティアのシステムを作り上げた。10年以上にわたり1,700台を超える車いすを1台1台手渡しする活動として続けられている。 >>詳細
推薦者/樽見 弘紀
竹内 龍幸 (81 歳 静岡県浜松市)
功績内容
昭和24年に浜松の盲学校に赴任して以来、勤務後60年にわたり点字翻訳(点訳)の作業に取り組み続け、「学習大百科辞典」53巻や「医学大辞典」49
巻など気の遠くなるような大作の点訳を行なった。点訳は原本から点訳用紙、製本まですべて自費で賄っている。また自宅近くの公園で朝のラジオ体操と公園の清掃活動も地域の住民と50年間続けられている。 >>詳細
推薦者/斯波 千秋
秋山 正子 (59 歳 東京都新宿区)
功績内容
看護師であり、治療効果の望めないがんを患い在宅療養していた姉の言葉が支えとなって、在宅ケアの先駆的な活動をしていた組織で訪問看護に携わった。以来17年間在宅緩和ケアのスペシャリストとして活躍されている。平成18年度にはNPOを設立し、在宅ケアを支える地域の力となるボランティアの育成にも力を注がれている。 >>詳細
推薦者/市原 美穂
大谷 弘 (75 歳 神奈川県伊勢原市)
功績内容
知的障害を持つ子やその親が農作業を通じた自立を目的とする「社会福祉法人・さくらの家福祉農園」(通所22人)の設立から農園や家の建設、農作物の販売そして法人資格の取得まで、自分の所有する土地の提供にはじまり行政と交渉し実現を図るなど20年にわたる知的障害者の支援活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/社会福祉法人 さくらの家福祉農園
柳川 幸子 (77 歳 千葉県船橋市)
功績内容
自身も15年前に交通事故が原因で中途失明した視覚障害者で、一時は生きる希望を失いそうになったが、何か人の役に立ちたいと考え、12年前から視覚障害者などの障害者と地域住民が交流できる講演会、音楽会、落語会、合唱会、料理会などのサロンを自宅で開催するなど障害者の支援活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/船橋市
高橋 勇喜 (68 歳 宮城県登米市)
功績内容
昭和55年頃にゲートボールを社会体育の一つと捉え、競技の普及に努めていた。地元のハンセン病の国立療養所東北新生園でも競技を楽しんでもらおうと用具などを寄贈、指導、コート整備を行い施設内に愛好会が誕生するきっかけをつくった。そして施設内のチームを地域の大会、そして長年の隔離生活のため対人恐怖症をもっている入園者を県大会などへも参加するまでに支援を続けられた。さらにその後活動は、同施設と東北各地域の選手が多数親善参加する「高松宮記念杯」や「三笠宮寛仁親王妃杯」の開催へと続けられている。 >>詳細
推薦者/財団法人日本ゲートボール連合
苗村 登美子 (68 歳 大阪府堺市)
功績内容
知的障害と心臓の病気を持つ子の親として、その子を絶対に育てる、という気持ちから、昭和53年に障害者の働く場として、また自立に向けて楽しく生きていける場としての共同作業所を指導者1名、利用者7名で設立した。親なき後の暮らしも視野に35年にわたる施設の運営を続け、施設は現在生活介護、生活訓練、就労移行などを行う陶芸、織物、レストラン、喫茶などをスタッフ32名、利用者62名で運用する施設に拡大されている。 >>詳細
推薦者/井川 洋子
佐久間 容子 (56 歳 長崎県諫早市)
功績内容
平成3年障害のある子どももない子どもも、ともに育ちあいたいと願い、保育士3 人と数家族が自宅で「遊びの家」を障害の重い子どもたちと学童児が集う場所として始めた。以来18年間、民家を購入し、05年NPO「遊びの家共同保育園」に発展。運営費の捻出に苦労しながら、自然の中で自由に子育てをする無認可の保育園として、職員15名、園児34名、学童14名、卒園児65名で運営されている。 >>詳細
推薦者/特定非営利活動法人 遊びの家共同保育園
あいあい教室 (京都府京都市)
功績内容
目の不自由な修学前の子どもと親を支援する活動を始めてから、30年を超え300人以上に利用されてきた。「自分の子どもが、どんなふうに見えないのか」深刻に悩む親たちの悩みに応えたり、目の不自由な子どもとは、楽器を使って体を動かし体の器官や名前を楽しく覚える歌を歌ったり、地域の保育園や学校などからの相談も含め活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/社会福祉法人 京都ライトハウス
新垣 光子 (65 歳 沖縄県那覇市)
功績内容
昭和60年に長男が市内の中学校に入学したのを契機にPTA 生活指導部に所属し活動する中、様々な問題を抱えた生徒の多さに気づき、彼らに献身的に関わるようになった。公園やコンビニなどのたまり場を週1回夜回りし、生徒たちの悩みを聞き自宅に泊めてやり、ご主人と二人三脚で経営している会社に計28人を雇用し、会社に欠くことが出来ない従業員に育て上げるなどの活動を24年間に渡り続けられている。 >>詳細
推薦者/新里 恒彦
青木 陽子 (47 歳 埼玉県さいたま市)
功績内容
自身も視覚障害者で、「教育によって得た知識を活かして、アジアの視覚障害者教育に貢献したい」との思いで、中国語を学び平成6年にアジア視覚障害者教育協会を設立した。中国天津市のアパートに視覚障害者を対象とする、中国の社会福祉を担いうる人材の養成するための日本語学校を開設した。以来13年間で卒業生、在校生401名、通信生107名、日本への留学生も派遣されている。 >>詳細
推薦者/岡田 信子
川野 楠己 (79 歳 神奈川県横浜市)
功績内容
元NHK のラジオディレクターとして、25年間「盲人の時間」を通じ、日本の音楽、文化の担い手として努力する盲人の姿を伝えた。定年退職後は在職中に繋がりを持った視力障害者団体への援助、協力の他、昭和中期まで活躍していた瞽女の文化を記録、最後の瞽女と言われた故・小林ハル氏のCD
製作、また琵琶盲僧永田法順氏のもとに25年間通い、経典などをCD やDVD としていずれも自費で製作し、世の中に広めるなど、障害者の支援活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/社団法人 温故学会、日本盲人社会福祉施設協議会
難民を助ける会 (東京都品川区)
功績内容
1979年にインドシナ難民を支援する支援団体として設立された。その後国際的なNGOとして、難民や避難民への支援のみならず、障害者支援、対人地雷廃絶、被害者支援など活動を30年にわたり続けられている。一方国内でも小中学校への出張授業や講演会などの啓発活動を展開されている。現在の会員数は約1,400名である。 >>詳細
推薦者/吹浦 忠正
特定非営利活動法人 子供地球基金 (東京都渋谷区)
功績内容
昭和63年に創立されたNPO 法人で、戦争や災害、病気などが理由で支援を必要としている世界中の子どもたちを子どもたちの描いた絵を基にした基金により、20年にわたり30を超える国々の子どもたちを物心両面から支えている。創立以来、多くの紛糾地域や災害地域に画材や絵本、衣料品などの寄付を続け東京に本部、7カ国に支部を置きこの6
年間で7340名が参加されている。 >>詳細
推薦者/宮崎 裕子
功績内容
国際熱帯農業研究センターが派遣した博士で、ハウラー氏は土壌改良、河野氏は品種改良の専門家である。センターはキャッサバというイモの木といわれるでんぷん作物が貧困農家の現金収入につながり生活レベルの向上につながるという可能性に着目。両氏はタイ、ベトナム、中国、インドネシアの4カ国を対象にキャッサバの普及活動を25年にわたり行い、現地の農民とともに栽培し、収穫をあげるなど支援活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/萩原 康太郎
特定非営利活動法人 ミランクラブジャパン (埼玉県さいたま市)
功績内容
ネパールの恵まれない女の子の就学を支援する活動団体である。平成2年に第1号奨学生を決定し、就学支援活動を開始し、会員の会費を同国の銀行に預金し、金利を支援に充当している。20年間の支援奨学生延584名、研修センター、学校、図書館、寄宿舎などの建設も行っている。「すべての女性に教育を」を目指して、女性の就学と自立支援、社会進出を願い活動を続けられている。現在、会員は120名である。 >>詳細
推薦者/篠原 栄蔵
添田 裕吉 (88 歳 福岡県北九州市)
功績内容
昭和51年、54歳で会社を退職後自らの旧戦場であったフィリピンのルソン島での戦友の慰霊、収骨を始めた。その後戦記関係書、文献、比島全域の詳細な地図、資料を収集するなど、30年間で訪比は30回、同島での日本軍戦没者の遺族案内550人、調査相談1,000件にわたる活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/河村 俊郎
須藤 昭子 (82 歳 ハイチ共和国)
功績内容
昭和51年から通算20年余り、ハイチ共和国に医師として派遣され、医療器具もなく設備の行き届かない重症の結核患者や貧困者を治療するより隔離するための名ばかりの病院を機能が果たされるように努め続けた。また、ハイチの食糧自給に繋がるよう農土の改良や植林、木炭づくりなど住民支援活動も続けられている。 >>詳細
推薦者/秋本 福子
名取 美和 (63 歳 タイ王国)
功績内容
タイ北部チェンマイに平成11年に開設されたHIV に母子感染した孤児達が暮らす生活施設「バーンロムサイ」を運営されている。孤児院の子どもたち(30名)は学校や幼稚園に通い、将来彼らが自立するのに備え、職業訓練の場も兼ねた縫製所やゲストハウスなども経営する一方でエイズ予防の啓発活動にも力を注がれている。 >>詳細
推薦者/麻生 賀津子
中村 寛子 (72 歳 コンゴ民主共和国)
功績内容
カトリックのシスターで、海外で貧しい人々を助けるために志願し、昭和53年アンゴラに派遣された。子どもたちや女性に裁縫を教えた後、同58年に反政府軍に人質として捕らえられ、その後解放。同62年からザイール(現:コンゴ民主共和国)で肢体不自由児、知的障害児のための小学校や職業訓練所、平成3年からはキサンガニの障害児施設で尽力するなど内戦や略奪の中でその国の人と一体になり、生死を共にすることを体現する活動を30年にわたり続けられている。 >>詳細
推薦者/海外邦人宣教者活動支援後援会
ゾマホン (45 歳 東京都中野区)
功績内容
西アフリカのべナン共和国出身で、日本へ留学中スカウトされタレント活動や出版などによる資金でべナンに平成12年から小学校(6校)、日本語学校(1校)を建設。また留学生も招致するなどべナンの子どもや若者を10年にわたり支援する活動を続けられている。 >>詳細
推薦者/特定非営利活動法人IFE
特定非営利活動法人 バングラデシュと手をつなぐ会 (福岡県福岡市)
功績内容
平成元年に設立され、バングラデシュ北西部の医療のないカラムディ村で、現地のNGOと連携し医師による医療ボランティア活動を支援するとともに、小学校や母子保護センターの建設、奨学金制度を設けるなど保健医療や教育関係の支援を20年にわたり続けられている。現在、会員は200名程である。 >>詳細
推薦者/矢野 孝明
特定分野の功績
海の貢献賞
* 海の安全確保、環境保護、汚染防止等に尽くされた功績
* 海に関わる産業分野において
傑出した技能による同分野への貢献と技能の伝承に尽くされた功績
優れた発明・考案・改良等により同分野の発展に尽くされた功績
* 海に関わる文化の発展・依存・保存・伝承等に貢献された功績
鈴木 諭 (60 歳 香川県坂出市)
功績内容
平成5年、川崎造船坂出工場で舶用構造物のうち乗組員の居住に使用する区画を溶接している鉄板を接合し組み立て製品化する「居住区鉄工工事」を担当した。以来技術者として、鉄工工事の中の「歪取り」の作業に優れた技術を発揮し、作業手順をマニュアル化するなど1隻当り1,200時間必要とされていた時間を約400時間に短縮させるなど造船業界の発展に尽くされている。 >>詳細
推薦者/株式会社川崎造船 坂出工場
直嶋 正三 (60 歳 岡山県美作市)
功績内容
昭和45年(株)ショウエイに入社以来、舶用エンジンの複雑なメカニズムの中で、吸気・圧縮・爆発・排気運動に欠かせない重要な部分となる「カム」の各製造工程に携わってきた。中でも「カム研磨」工程において35年以上にわたり鍛練を続け、その研磨技術は日本有数であるとの評価を得、国内外のディーゼルエンジンメーカーの大半に「舶用カム」を提供するなど造船業界の発展に尽くされている。 >>詳細
推薦者/社団法人 日本舶用工業会
特定非営利活動法人 はかた夢松原の会 (福岡県福岡市)
功績内容
消えていく博多湾の松原を復活させようと昭和62年に女性を中心に結成され、20年間に約三万四千本を植栽し見事に白砂青松を復活させた。その後平成12年にNPO法人となり、松原の復元だけでなく、松原の管理、保全に関する研修事業、環境教育、学習など環境保全及び快適環境形成に関する事業、中国の黄土高原の緑化事業など幅広い活動を続けられている。現在の会員は、200名程である。 >>詳細
推薦者/矢幡 久