社会貢献の功績
シスター 白幡 和子
シスター 吉田 富美子
シスター 吉田 富美子(左)
シスター白幡は1974年にシエラレオネ西部のルンサに派遣され、幼稚園や小学校で少ない教材や習慣の違いに苦労しながらも、家庭訪問を日課として合計32年間主に女子の教育に従事した。シスター吉田はナイジェリアやインドネシアなどで建築関係のプロジェクトに従事し、若者へ技術習得や就労支援などを行った。2012年にシエラレオネに派遣され、翌年に発生したエボラ出血熱の流行時には危険を顧みず村の子どもたちに食料の配布などを行った。
この度、公益財団法人社会貢献支援財団より、社会貢献者として表彰していただき、第50回社会貢献者表彰式典に参列することができました。財団会長安倍昭恵様はじめ、事務手続きのために忍耐強くお付き合いくださいました担当部署の皆様に、心から感謝致します。今回の授賞式に参加し、実に様々な方々が、様々な分野で、人々の支援をされておられることを知りました。前の日の懇親会では、受賞者だけでなくそのご家族とも知り合いになれました。お互いにメールやLineを交換し、もう一つ知り合いの輪が広がりました。
私は、西アフリカ・シエラレオネ共和国の田舎町ルンサと言うところに、2012年より宣教師として派遣され、主に建築プロジェクトをとおして地元の青年たちへの技術指導による生活自立支援と、高校を卒業して良い成績をとっても経済的に大学に行けない生徒の教育支援をしております。小さな一歩ですが、毎日の一歩の積み上げによって、少しずつでも、しかもシエラレオネの中のほんの一部分ですが、青年たちが自分の生活の自立をめざし、さらにより良い生活をすることが出来たらと、祈りながらの毎日です。これからも多くの方々の支援を無駄にすることなく、一人でも多くのシエラレオネの方々が、幸せに生活できるよう手助けしていきたいと思っております。
宣教クララ修道会 シエラレオネ地区 シスター 吉田 富美子