人命救助の功績
マルティネス 裕幸
平成21年6月22日午後1時50分頃、京浜急行線の屏風浦駅のホーム上にいた女性が突然線路に飛び降り線路上に横たわったのを目撃し、電車が接近するなかで線路上に飛び降り、女性をホーム下のスペースに引き込んで、 救助した。
2009年6月22日、僕は父の家がある屏風ヶ浦へ遊びに行きました。その帰り道、駅のホームで電車を待っていました。その時ホームに立っていた女の人が線路に落ちました。とっさに「その人を助けなければならない」と思い、線路に飛び降りました。夢中でホームにある隙間に移動した瞬間、急行電車が通過し、女の人の命は助かったものの、足首を切断してしまい、それを見て僕はとてもショックを受けました。数分後に救急車が来て女の人はホームに上げられ、意識は回復しましたが、その時に言ったひと言は、「死にたかった」でした。それを聞いた僕は、「助けたことが良かったのか、良くなかったのか」分からなくなりました。しかし現場にかけつけてくれた母が、「助けていけない命はない。良いことをしたんだよ」とほめてくれました。でもしばらくの間、僕が受けたショックはあまりにも大きすぎて、ゆっくり眠ることができず、学校へ行くことさえできませんでした。
しかし、しばらくたってから友達から電話があり、僕のことを心配してくれていたことが分かり、とても嬉しく思いました。そして次の日から学校へも行けるようになり、先生やまわりの友達にもほめられ、「助けて良かった」と心から思いました。
神奈川県警察部長から感謝状をもらったり新聞にも掲載されましたし、女の人は入院して治療を受けて、回復していると聞いて、とても嬉しく思っています。
今後も人のために出来ることがあれば、手伝いたいと思っています。また、立派な大人になるために、毎日を大切にして、目標に向かって勉強し、成長してゆきたいと思います。