平成22年度 社会貢献者表彰
人命救助の功績
やましろ のりゆき
山城 則幸
(55歳/沖縄県糸満市)
平成21年9月13日午後6時10分頃、糸満漁港の岸壁に腰かけていた5歳の男児が真後ろに海に落ちたのを目撃し、着衣のまま海へ飛び込んだ。その際、足の裏に約10cmの切り傷を負いながら溺れている男児を抱きかかえて救助した。
● 推薦者/全国消防長会 会長 新井 雄治
私は日頃から釣りが好きで、休日によく海に出かけます。その日も日曜日で、夕方釣り仲間と雑談をしている時でした。岸壁に腰掛けていた男の子が、海に転落するのを目撃し、とっさに走りだし、海に飛び込み溺れている男の子を必死で抱きかかえ、仲間達に引き上げてもらい、駆け付けた父母に抱かれ、泣きじゃくっている男の子を見て、大丈夫だとほっとしました。
無我夢中のことで、仲間や救急隊に言われるまで、自身の足の傷にも気がつかないほででした。
救急車で病院に搬送してもらい、傷の手当を受け、男の子の方は傷もなく、異常がなければその日に家に帰れると聞き安心して、迎えに来てくれた家族と共に帰宅しました。
後日、父親や祖母がお礼に見え、男の子は元気に遊び回っていると感謝してくれ、本当に良かったと思いました。
Noriyuki Yamashiro
(Age 55/ Itoman, Okinawa)
On September 13, 2009 at about 6:10 in the afternoon, Mr. Yamashiro spotted a five-year old boy who had been sitting on the wharf of the Itoman fishing port tumble backwards into the water. Fully clothed, Mr. Yamashiro jumped into the water to save the boy. During the jump he sustained a cut of about 10cm to the back of his foot but was able to grasp hold of the young boy and guide him to safety.
Recommended by Mr. Takeji Arai, Chairman, Fire Chief's Association of Japan