認定NPO法人 REALE WORLD
サッカーを通して、大人と子どもが本気で向き合う場、リアルにコミュニケーションを持てる場を作り、子どもたちの「生きる力と心を育む」ことを目指して2015年に設立、2019年に認定NPO法人として認証された。静岡県伊東市とネパールで2つの少年少女サッカークラブを運営するほか、サッカー大会の参加費として使わなくなった日本の子どもたちのサッカーシューズを集め、ネパールをはじめ、途上国の子どもたちに届け、靴を通して日本と途上国という異なる環境の子どもたちの交流を図っている。オンラインで両国の子どもたちが普段から交流を持つことで、互いの文化を知り、途上国の貧困問題やゴミ問題などの社会問題を考えるきっかけを提供、子どもたちの視野を広げることに貢献する。海外の人を日本へ招聘しての国際交流や、日本の青少年の海外チャレンジのサポートにも力を入れる。代表の三好彩さんは、社会貢献実践の場として、フェアトレードショップも運営している。環境問題への取り組みや途上国の雇用創出のため、ツバル国やネパールで社会的弱者の女性たちのコミュニティを作り、ものづくりを支援することで、女性の自立や社会的地位の向上に繋げている。
この度は、大変栄誉ある賞を賜りまして、誠にありがとうございます。
関係者一同、心より感謝しています。何より、これからのますますの努力への、多大なるお力をいただき、気持ちが新たになり、活動する私たち自身が希望をいただきました。ありがとうございました。
私たちの活動は、2004年のフェアトレードショップ、LOLO SITOA(ロロシトア)から始まっております。調和された世界がどうしたら作れるのか、考え、行動し、そして、また考え、行動し、辿り着いた現在の答えが「希望をつくる」です。
人が「生きる」とはどういうことなのか。
まずは命。命をつなぐことは、大事なことです。
けれど、命があるだけでは「生きている」と言えない子どもたちを活動の中で目の当たりにし「生きる」とはどういうことなのかを改めて考えさせられ、希望を持ち、目標を持ち、そこへ向かって努力をしていく中にこそ、生かされるものがある、という確信に至りました。
そうして始めた活動が、現在の認定NPO法人REALE WORLDの代表的な活動である、サッカーを通して、日本の子どもたち、そして、途上国の子どもたちに希望、目標を持つ機会をつくる活動です。
「希望をつくる活動」は、世の中ではあまり注目されにくい活動です。他の活動に比べ、目に見えた結果、数字などで、活動の価値を示すことが難しく、命に直接関係のない支援でもあるため、共感を得にくく、苦労をしておりました。
そんな中、このように、活動を評価していただけたことは、活動をしている私たちだけではなく、私たちを信じ、ついてきてくれている、青年たち、子どもたちにとって、大きな励みと自信になります。
希望を作りたい私たちが、大きな希望を頂きました。今後も、いただいた大きなお力を励みに、日本の子どもたちに自分で感じ、考え、行動するする機会を、世界の子どもたちに努力によって人生は変化すると実感できる機会を作り、ますます、世界中に希望の種を蒔き、そして、芽を出す活動を進めてまいります。
この度は、心から「ありがとうございます」の気持ちと共に、たくさんの子どもたち、青年たち、大人たちの笑顔を乗せて、感謝を申しあげます。ありがとうございました。