受賞者紹介

第51回 社会貢献者表彰

社会貢献の功績

わかまつちくちょうかいれんらくきょうぎかい「わかまつちいききゅうしょくぼらんてぃあ」

若松地区町会連絡協議会「若松地域給食ボランティア」

(北海道)
若松地区町会連絡協議会「若松地域給食ボランティア」 代表 小林 真弓
代表 小林 真弓

平成元年に北海道岩見沢市社会福祉協議会より委託を受け、給食センターからお弁当を取り寄せて独居老人宅に宅配したのが活動の始まり。一年後には、自分達の手作り弁当を届けはじめ、現在では地域内の独居老人宅135件の約3分の1にあたる45世帯余りに届けている。町会の助成や、ボランティア仲間からの食材の差し入れなども利用し、300円という安価で30年間値上げすることなく続けている。会員は民生委員、保健推進員、ボランティアを含む14名。毎回次の月の献立を考え、材料と買い出しの量の割り出し作業を行い、買い出し、調理、車や徒歩での配達までを会員たちで行う。また、ひな祭りやクリスマスなどのイベントがある月にはそうした要素も取り入れて、お弁当の包みにも一言言葉を添えるなど、ただお弁当を届けるだけでなく、気持ちや愛情をもって独居老人に寄り添い、配達の際に安否確認や様子をうかがうなどの役割も果たしている。一人では調理しない老人も多く、皆このお弁当を毎月心待ちにしている。また、第2、第4水曜には、地域の介護老人を若松会館に車で送迎し、昼食を用意し、歌やゲームを楽しんでもらい、在宅介護する家族の負担を軽くするための活動も行っており、活動が認められて、2017年には北海道社会貢献賞も受賞している。

推薦者:社会福祉法人 岩見沢市社会福祉協議会
おかずを詰める作業中です
おかずを詰める作業中です

この度の公益財団法人社会貢献支援財団による、第51回社会貢献者表彰式において栄誉ある表彰を賜りましたことに心よりお礼を申し上げます。

国内・外でこんなに多種多様なすばらしい貢献をなさっている皆様と一緒に、帝国ホテルを会場に式典に参加できましたのは、財団の安倍昭恵会長をはじめ、選考委員の皆様、そして当日運営に係わっていただいた関係者の皆様のおかげと感謝しています。

前日の夕食会にはじまり、1分間スピーチ、受賞者懇談会では栃木県や熊本県から参加された方たちと楽しくお話でき、良い思い出となりました。

当日は広い会場と多くの人を前に緊張と感動に足も震えて壇上に。

安倍会長の優しい声が耳に残っていました。

すばらしい経験をさせていただきました。

私たち若松地域給食ボランティアは北海道岩見沢市の若松地域ふれあい推進協議会の給食事業として、平成元年10月よりはじまり、今年で30年になります。

「一人の不幸も見逃さない住みよい町づくり」を目標に若松地区に住居する一人暮らしのお年寄りにお弁当をお届けしています。

毎月第3水曜日朝8時30分若松会館の厨房にボランティアが集合。11時30分までに焼物、煮物、揚物など、色合いや旬の野菜や果物、漬物と弁当箱一杯におかずを手作りし、炊き立てのご飯をそえて温かいうちにお届けできるように配達します。「給食です。お元気ですか…?」と安否確認と声をかけながら…。

その時の喜んでくださる姿や笑顔で「ありがとう。おいしかったよ」の言葉が私たちの頑張る活力にもなっています。

現在、民生委員、健康推進員、給食ボランティアの15人が調理や配膳、配達に活動しています。

年代も80代から60代と様々ですが、皆さん忙しいけれど楽しみながら頑張っています。

町内会の理解と応援ボランティアの協力がなければ続けられないと日々感じています。

今回岩見沢社会福祉協議会の推薦をいただき、公益財団法人社会貢献支援財団から受賞できたことは、私たちボランティアにとって最高の栄誉とご褒美だと感じています。これ真らも受賞に恥じぬよう、利用者さんに喜ばれるよう「元気に!楽しく!」をモットーに頑張って活動していきます。

ありがとうございました。

代表 小林 真弓

  • お赤飯の日もあります
    お赤飯の日もあります
  • お届けは手渡しです
    お届けは手渡しです
  • お弁当の仕上げ中です
    お弁当の仕上げ中です
  • お弁当並ぶと壮観ですね
    お弁当並ぶと壮観ですね
  • 一月のお弁当
    一月のお弁当
  • 今月のお弁当ですよ
    今月のお弁当ですよ
  • 若松弁当フルーツ付き
    若松弁当フルーツ付き
  • 美味しそうにできました
    美味しそうにできました
  • 北海道新聞2017年10月27日
    北海道新聞2017年10月27日
受賞者とみなさまをつなぐプラットフォームプロジェクト「ひとしずく」