社会貢献の功績
池谷 修
ミャ ケイ ティイ(テレサ)
池谷夫妻は、長年日本とミャンマーの良好な関係作りに貢献している。テレサ夫人は、慈善活動中に出会ったヤンゴンのメリーチャップマン聾唖学校の中に職業訓練を兼ねた美容院を設立。これまで職業訓練は調理師やマッサージ師など、主に男子生徒のためのもだったが、女生徒の活躍の場が増えることになった。美容院では、日本並みの徹底した接遇の従業員訓練を受け、質の高いサービスを提供している。美容院と共に、敷地内には教員の寄宿舎、図書館、寮、食堂を私費で建設した。
11月末の帝国ホテルにおけます公益財団法人社会貢献支援財団様ご招待による表彰式に私ども夫婦が出席できる機会に恵まれ、安倍昭恵会長様はじめ皆様方から心の篭ったお持て成し頂き、生涯忘れることのできない喜びと感動で一杯であります。
私どもの孫は、安倍昭恵さんに会えるのならと、11月27日の学校を休んで表彰式に出席したほどの喜びようでした(我々家族と安倍昭恵様の写真も別添いたしておきます)。
表彰式では、恵まれない人や貧困に苦しむ人たちを支援してくださっている多くの方々を知ることが出来、私どもにとっても大変な励ましとなりました。
私ども夫婦は日本を離れ、ミャンマーの地で滞在すでに30年を経ましたが、ミャンマーと日本は似通ったことが多くあり、特に治安の良さ、知らぬ他人にも優しい、思いやりある国民という共通点があり、特に、私(池谷修)が育った50年~70年前の日本は今のミャンマーにそっくりであります。
私どもはミャンマーにてこの10年ほど前から聾唖学校であるメリーチャップマン学校に宿舎、図書館、食堂等の寄贈して参りましたが、最近はこの校内に美容室(MUDITA、慈悲という意味です)を建設し、職のない或いは今後職に就けないであろう聾唖の女子生徒に美容の技術を教え自分の脚で歩けるよう指導し、美容室も他の美容室に負けない清潔さと技術を提供しています。
私ども夫婦は齢72と68でありますが、このMUDITAの美容師の元気な明るい笑顔と澄んだ瞳を見ると、すべての疲れを忘れ、単なる慈善活動、寄付行為を超えた、綺麗な花園にわが子と遊ぶ夢を感ずるのです。
私ども夫婦は今後とも優しいミャンマー人に囲まれ、MUDITAを支援しながら、 この地に住みますが、やがては、この地でその人生も終わるのでしょう。しかしこのMUDITAは末永く活動し、多くの聾唖の生徒たちの糧となって行くでしょう。そのように祈っています。
社会貢献支援財団の皆様、何かの機会がありましたら、是非MUDITAにきていただき、HAIR TREATMENT、マニキュア、ペディキュアを楽しんでください。
お待ちしています。