社会貢献の功績
塗魂ペインターズ
「塗装でできる社会貢献」というテーマを掲げ、全国の塗装業者の有志たちが仕事とは別に集まり、被災地や必要とされているところへ行き、建物や遊具などを塗装するボランティアを行っている。2009年に現在団体の会長代行を務める池田さんが、企業による社会貢献活動に興味を持ち、同業者の有志5、6人で発足させた。現在有志は143に増え、年間5万円の会費を払い、活動を行っている。ペインターズの活動に係る交通費、宿泊料などはすべて自己負担で行われ、塗料は賛同してくれる塗料メーカーが協力してくれる。これまでに約75ヵ所の塗装実績があり、年間30件、月2.3回くらいの依頼を受け、幼稚園、市役所、駅、公園などの塗装を手掛ける。東日本大震災の被災地へは毎年1回、全国公認行事として塗魂ペインターズの有志達が全国から150名程集まり、ボランティア塗装を行っている。今年は塗魂インターナショナルも発足し、ハワイのキャンベル高校、ホノルル妙法寺、そしてベトナムの病院などのボランティア塗装を行い、さらに、リトアニアの杉原千畝記念館の海外ボランティア活動も予定している。
私たち、塗魂ペインターズの存在意義とは何か。
先ずは塗装業界の地位向上を目的として、『塗装で出来る社会貢献』をテーマに掲げ、私たちにしか出来ない強みを活かして、地域を活性化することです。
また、会員一人ひとりがCSR活動を通じて、社会や環境に対してしっかりと責任をもって良い影響を与えていくことで、社会から信頼を得ることにも繋がると考えます。
社会貢献とは、決してボランティア活動で何かを行うという奉仕活動が目的ではなく、その強い想いや行動に対し、関わる全ての人々の心の中に、幸福の明かりを灯すことだと思います。
人との関わり合いが希薄になりつつあるこの世の中で、誰かの為にと相手の喜びを自らの幸福と感じられる心こそが、これからの社会をさらに強いものにしていくのではないかと願います。 そしてその灯した明かりは、必ずや自分たちの前をも照らしてくれる事と私たちは願うばかりです。
たった一人の力は小さくとも、同じ志しを持った仲間が集まれば、一念岩をも通すことができると、私たちは本気で思います。
しかしながら、そのような活動も、決して想いだけで全てが自己犠牲では継続できません。
大切にしなければならない根は、『自他共の幸福』です。
社会という、激しい市場の変化の中に私たちは存在します。紛れもなく、ここにいる塗魂ペインターズ全員が、同じ荒波の市場の中を生き抜いています。
その中で、ひとりの力では決してなし得ないことも、ここにいる心から分かり合える仲間がいれば何でも出来る!そしてひとりの例外もなく、幸せな人生を共に歩んでいきたい!と強く願います。
そして、この塗装仕事を通じてさらに大きく社会に貢献をしていく。会社を大きく成長させて、一人でも多くの雇用を地域で生みだし、一人でも多くの、日本の未来を担う若者を育成して世に輩出しなければなりません。
そして本業である塗装を通じ、社会に役立つ活動を誠実に行い、しっかりと税金を納める。このサイクルこそが、私たち企業としとの最大の使命、存在価値ではないでしょうか。また私たちが世に叫ぶ、社会貢献活動ではないでしょうか。
決して無理をせず、見栄を張らず、一生涯活動し続けてこそ価値は高まっていくものだと思います。一人ひとりが、人格を磨き続け、利他の精神を忘れずに、自他共の幸福をしっかりと実現してまいります。
最後になりますが、この度、こうして私たちの地道な活動を認めてくださり、心より感謝申し上げます。会員一人ひとりが、本当に励みになりました。
これからも、この偉大なる塗魂ペインターズを世に誕生させてくださいました諸先輩方へ心より敬意を払い、さらに世の中に必要とされる団体を目指してまいります。
会長 宮嶋 祐介