社会貢献の功績
大石 由紀子
神戸市で昭和40年から自宅で英語教室を開く傍ら、平成12年に保護司として活動していくなかで、外国人を金銭で売買し、売春を強要されたり、地域での教職員や公務員による女性・障がい者への性犯罪がややもすると隠蔽されたりすることに心を痛め、自宅に「Oishiサポートセンター」を開設、被害者の女性の心のケアを担ってきた。国内ではソロプチミスト会長としてそのような活動報告を続ける中で、国内外の様々なネットワークにより、広報・啓蒙活動を続け、国際的な活動を行っている。国内外での人身売買防止に向けての法律改正や各種機関の設置が徐々にではあるが進みつつある。
ささやかな活動が評価されて何よりの光栄です。ありがとうございます。
私が昭和40年から活動を続けて半世紀を迎える、人身売買の根絶を目指してのテーマは、2004年に大阪アメリカ総領事館でディスカッションされました。
人身売買は不法入国の問題もあり、人を強制的に奴隷状態にしてしまいます。
例えばタイ、フィリピンの少女たちを風俗産業で働かせる、そこには泣きながら訴え続ける彼女たちの姿があります。日本の場合は刑が甘くて売春は暴力団の資金源となっています。
被害者や発見者の詳細の報告の積み上げが成功へと導きます。
貧困の中での女性の自立を促さないといけません。被害者のケアと援助が先ず必要です。確固たる保護システムが必要なのです。
考えてみたら、人間はその思い適うように生きないといけない、そこをしっかり意識しないといけませんね。今この時代に生きている事、命を与えて貰っている事に感謝しています。
その中で社会のための奉仕の尊さとして自宅で「Oishiサポートセンター」を開設し国際的な活動を半世紀も続けております。
国内外での人身売買防止に向けての法律改正や各種機関の設置が徐々にではありますが、前に進んで来ています。
兵庫県会議員の芦田賀津美先生の推薦を頂き、心に響きました。
あと何年生きられるかはわかりませんが、この頂いたご縁を大事にして心から大切に生きたいと思います。
日本画家、法定通訳、国際保護司
大石 由紀子