社会貢献の功績
武田 純子
重度の重複障害をもつ長男が福祉活動の原点となり、神戸市重度心身障害児(者)父母の会の活動のかたわら障害者への理解を得るための啓発活動に積極的に取り組みながら、平成14年に神戸市東灘区に「特定非営利活動法人にじのかけ橋」を設立し、重度の障害者の居場所となる生活介護施設や、居宅介護事業等の運営をしている。障害者と地域をつなぐ交流事業(スポーツ大会やグラウンドゴルフ大会の開催など)を積極的に開催したり、阪神淡路大震災の体験から要援護者の津波対策の在り方を地域モデルにして取り組む提案を自治体に呼び掛ける活動なども行っている。
この度、光栄にも社会貢献表彰を拝受して身に余る光栄を感じております。
この受賞は、これまで一緒に活動してきた皆さんの代表としていただいたものと心より、お礼申し上げます。「神戸市重度心身障害児(者)父母の会」「地域の民生委員児童委員協議会」そして「特定非営利活動法人にじのかけ橋」加えて「地域のふれあいのまちづくり協議会」等それぞれ活動できる場所があったからこそ、今日に結びついたものとあらためてその方々に感謝とお礼を申し上げます。重度の長男を通して41年間、ひとあじ違った人生を歩んで参りましたが、一人でも多くの人に障害の理解を分かっていただきたい・・・、交流事業を通して一人でも沢山の方々にかかわっていただきたい・・・そのような想いが少しづつでも実を結んで参りましたのも大きな喜びでもありました。
この賞に恥じないように初心に戻り、又一歩一歩踏みしめて次世代の担い手を探しながら一層の精進をいたします。
ご推薦いただきました金附洋一郎さま、故・森定弘次さまには心より感謝を申し上げるとともに障害福祉の道に導いてくれた長男・嘉浩、そして誰よりも報告したかった亡夫・義夫にお礼を申します。
この度一緒に交流させていただきました受賞者の皆さまとも素晴らしい出会いの機会をいただき尊い活動をされておられる方々のお顔は輝いておられました。
お世話になりました関係者の皆さまには心より感謝とお礼を申し上げます。
ありがとうございました。