社会貢献の功績
特定非営利活動法人
日本歯科ボランティア機構
平成12年に設立され、その後ベトナム政府公認の身体障がい者や孤児などの支援団体と提携して同国で活動するためのライセンスを取得し、年に6~7回同国を訪れて歯科検診や治療、予防活動などを無償で行っている。同会の代表藤岡医師は毎年関係者を伴って2班に分かれ、ホーチミンを中心に治療を行っている。治療や検診には一日半は費やされ、1回で600人以上を診る。歯磨きの習慣すら定着していないが、紙芝居を使って歯磨きの重要性を説明したり、ブラッシングの指導も行なう。藤岡さんは平成18年に巡回歯科医診療車をホーチミン大学歯学部に寄贈し、同大学の教官や学生などが行っている貧困地域の無料歯科診察に利用されている。団体は全国の歯科医師の有志で構成されている。
今から14年前に、日本歯科ボランティア機構が理事長 藤岡道治により発足され今日まで皆様と比べて良いことを行っている自覚もなく、ただベトナムの貧しい子供達が少しでも、希望が持てる様にと、歯科治療をしてまいりました。
最初はストリートチルドレンが対象でした。その頃はホーチミンの町でもその子供達が溢れ、外国人観光客に群がっていました。
片言の日本語で(社長 千円 千円)と扇子やガムを売りつけてきます。
余談ですが、なぜ日本語で話しかけて来るかと申しますと、どうやら日本人はすぐ解るらしいのです。生活の知恵なのでしょうか。
ホーチミン市内に、ストリートチルドレンを支援するタオダンという施設がありそこの一室で活動をしました。
治療を受けに来る子供達はあらかじめ招待状を発送してあり、それを持って遠くからやってきます。時には何時間も歩いてくることもあったようです。
今では、政府の方針で一所に集められて保護されていると聞いています。
街角からストリートチルドレンが消えています。
現在では貧困地域の学校、障害者施設、にこちらから出向いて活動しています。歯科治療と言っても、その日一日しか治療できないので、抜歯、小さい虫歯の詰め物、進行抑制のための薬物塗布に限られています。
日本での治療なら抜かずにすむ歯も,こちらではやむを得ず抜く事もあり、心を痛める場面に、しばしば遭遇します。
何時かは全ての歯が救える日が来る事が会員の願いです。
この度、日本歯科ボランティア機構の活動が社会貢献支援財団様のお目に止まり,この様な名誉ある表彰をしていただき感無量です。
栄えある表彰式に出席して気が付いたことは、この世の中素晴らしい活動をされて方々が多いと言うことです。特に人命救助には感動しました。
自分の命もかえりみず、誰かのために行動をとる、なかなか出来ないことだと思います。
素晴らしい活動しておられる方々と、肩をならべて表彰を受けられた事を光栄に思います。
また ベトナム人のニエさんを日本に招待して下さったことに、この上もなく感謝の気持ちでいっぱいです。有難うございました。
帝国ホテルのおもてなしも感動がいっぱいでした。
頂いた表彰状は会員の心の励みとして、いつまでも生き続けることでしょう。
理事 山本 春江