受賞者紹介

平成24年度

東日本大震災における貢献者表彰

 にへい ゆきお

二瓶 幸夫

(享年72歳:宮城県仙台市宮城野区)
二瓶幸夫夫人 二瓶貞子
二瓶幸夫夫人 二瓶貞子

仙台市宮城野区で町内会役員を務めており、震災直後に避難するよう呼び掛けながら町内を走って回り、家族を学校に避難させた後見回りに戻り、避難誘導している時に津波に流され犠牲となられた。

推薦者:港町内会/仙台市宮城野区
 えんどう かねみつ

遠藤 兼光

(享年62歳:宮城県仙台市宮城野区)
遠藤兼光夫人 遠藤怜子
遠藤兼光夫人 遠藤怜子

仙台市宮城野区で町内会役員を務めており、震災直後に避難するよう呼び掛けながら町内を走って回り、家族を小学校に避難させ、人々を校舎へ誘導し避難したのを見届けてから町内を見回りに戻り避難誘導している時に津波に流され犠牲となられた。

推薦者:港町内会/仙台市宮城野区
 すずき まさる

鈴木 勝

(享年65歳:宮城県仙台市宮城野区)
鈴木勝夫人 鈴木きよ
鈴木勝夫人 鈴木きよ

仙台市宮城野区で町内会の役員を務めており、震災直後に避難するよう呼び掛けながら町内を走って回り、家族を小学校に避難させ、人々を校舎の屋上へ誘導し、避難を見届けてから町内へ見回りに戻り、避難誘導している時に津波に流され犠牲となられた。

推薦者:港町内会/仙台市宮城野区
 ひらやま かずお

平山 一夫

(享年52歳:宮城県仙台市宮城野区)
平山一夫

仙台市宮城野区で消防団員をしており、大地震の後に消防車で町内を回って避難するように呼び掛けて回った。避難誘導している時に津波に流され犠牲となられた。

推薦者:港町内会/仙台市宮城野区

二瓶 幸夫

平成23年3月11日、仙台市宮城野区港町内会長であった二瓶さんは、午後2時50分大震災の後に津波が来るから早く非難するよう大きい声で呼びかけ走り回っていました。その後、家族を学校に避難させてまた町内に戻り、住民の避難誘導を続けている時に津波に流され犠牲になり、後日遺体で発見されました。

自らの命を顧みず住民を助けました。二瓶さんの必死の呼び掛けに応じて、避難して助かった人から感謝されました。

推薦者:港町内会からの推薦書および二瓶幸夫令夫人貞子様談

 

故 遠藤 兼光

平成23年3月11日、仙台市宮城野区の港町内会役員の遠藤兼光さんは、大震災の後に津波が来るから早く非難するよう、町内を大きい声で呼びかけながら走り回り、一旦家族を小学校に避難させました。そこで校庭に避難してきた人を校舎に誘導し、避難を見届け町内に戻り、さらに避難誘導を続けている時に津波に流され犠牲になり、後日遺体となって発見されました。

遠藤さんは消防団員の経験もあることから、自分のことより他人のことを優先する人でした。

必死の呼び掛けに応じて避難して助かった人から「お宅のお父さんに助けてもらった。」と何人かの人にお礼を言われ、少し救いになりました。

推薦者:港町内会の推薦書および遠藤兼光令夫人怜子様談

 

鈴木 勝

仙台市宮城野区の港町内副会長の鈴木さんは、3月11日午後2時46分の大地震の後に、津波が来るから早く避難するよう町内を大きい声で呼びかけ走り回り、その後家族を車で小学校に避難させました。校庭に入ってきた人々を屋上に誘導し、その避難を見届けてから、すでに黒い津波が向うに見え、逃げろと言われているのに、町内を見回りに戻り津波に流され犠牲になり、後日遺体で発見されました。

自らの命を顧みず住民の人々を助け、皆さんから感謝されました。

推薦者:港町内会の推薦書および鈴木勝令夫人きよ様談

 

平山 一夫

仙台市宮城野区港町で消防団員をしていた平山一夫さんは、平成23年3月11日の大地震の後に、津波が来るから早く避難するよう、消防車で町内を呼びかけて走り回っていました。
津波は来ないだろうと思っていた人たちも、平山さんの必死の呼び掛けに応じ避難し、助かった人が大勢いたと思われます。自らの命を顧みず町内の人々を助けました。

避難誘導を続けるとともに動けなくなった人を救助中、津波に流され犠牲となられました。

推薦者:港町内会推薦書より