受賞者紹介

平成16年度 社会貢献者表彰

第三分野/特定分野の功績

21世紀若者賞
こうちしょうぎょうこうとうがっこうせいとかい

高知商業高等学校生徒会

高知県高知市
高知商業高等学校生徒会
1994年からラオスに学校を建てる国際協力活動に取り組み、2年ごとに取組みを発展させ、今年で5校の学校を建設した。活動は高校生が主体的に高校の特性を生かして行うユニークな地域国際協力活動として高い評価を受けている。
推薦者:高知商業高等学校

受賞の言葉

受賞の感激とともに、私たちの後輩が引き継いでいく活動として、さらに努力していこうと決意を新たにしました。地元高知とラオスのことを考え、若者らしい国際協力活動として発展させたいと思います。
受賞に際しお世話になった皆様方、ありがとうございました。
そしてこれからもよろしくお願いします。

1995年、生徒代表が、募金で建設されたラオスの小学校を訪問し、心の豊かさにふれたことが、募金だけではない自分達にできる活動を模索するきっかけになった。その結果、商業高校の特性を生かして、校内に模擬株式会社を設立し、生徒代表をラオスに派遣してラオスで購入した商品を高知で販売し、その利益をラオス学校建設活動資金として役立てることとなった。全校生徒・教職員そして保護者が500円の株式を1株以上購入することで参加できる、新しい形の国際協力活動である。生徒達は次々と新しい企画を実施した。百貨店に協力を依頼し、その展示スペースでラオスの商品の販売を行うとともに、ラオスで習った民族舞踊を伝統衣装を纏って披露するなど、ラオス文化を高知に紹介;商店街共催のイベント「はりまやストリートフェスティバル」を誕生させ、はりまや橋商店街アーケード全体を会場としてラオス商品の販売に留まらず、商店街から情報を発信。中学生、大学生と合同で露店を経営し、外国人も参加するなど国際色豊かなイベントになった。また地域の中学校生徒会もラオス学校建設活動への継続参加をきめた;手作り店舗でラオス商品を販売し、短期間の常設店舗であったが商店街の協力のもと高校生と卒業生が協力して店舗を経営して地域の注目を浴びた。これらは高校生が主体的に取り組む国際協力として、様々な可能性をもって地域から世界へと繋がる活動になっている。

ラオスで商品を調達
現地の子ども達と交流