このたびは社会貢献者表彰を頂きまして本当に有難うございました。ご尽力を賜りました各関係者の皆様には心から感謝し、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。

今から40年前の私が高校生の時に感じたこと、それは当時の排除の理念が強い社会、教育をこのまま続けていくと日本はいずれ必ずダメになってしまうということでした。そこで私は福祉・教育・心理学を学ぶために大学に進み、「失敗を許さない社会への挑戦」と題して、障害や課題があっても犯罪や引きこもりでつまずいたとしてもやり直しができる社会、頑張っている人が報われる社会を作りたいと勉強に励みました。大学卒業前に京都府警察を進路に選ぶきっかけになったのは、知人の紹介で知り合った少年課の刑事さんの存在でした。「こんな素晴らしい考え方の刑事さんがいるんだ！この方のような少年課の刑事になりたい！」という思いで警察官になりました。

その後、様々な出会いがあり、考えに考えた末の8年後、真の共生社会の実現を誓って刑事を辞職し、障害者福祉業界へ入ったのはバブルがはじけた後の世の中が大混乱の真っ只中でした。「力のある者が正義で、社会的弱者が排除される生きにくい社会を何とかしなければならない」と周囲の反対を押し切って己が信じた道を突き進んだのです。

そして失敗と経験を重ねて今から約17年前の平成19年にNPO法人を設立。制約が多い組織に所属していては、自分がやらなければならないことは実現できないと悟った私はやはり最後は自分でやるしかないと独立することを決意したのです。

NPO法人は障がい者自立支援法施行と共に設立しました。この時流れが私に向いてきていると強く感じました。多くの企業様との連携により独自のステップアップシステムを考案し、仕事を通して一緒に汗を流し、一緒に成長してきました。自立するためにはきちんとした仕事を確保し、工賃ではない、生活できるだけの給料を支払うことが大切だと思っています。また生活面の支援も欠かせません。しかし、昨今の新たな課題として多くの株式会社が福祉に参入したことで、福祉をビジネスとしてサービスを切り売りすることが福祉になってしまっている傾向があります。だから私たちは「福祉は誰のために、何のためにあるのか」をしっかり伝え、あらゆる手段を使って、血の通った福祉の大切さを訴え続け、必ず真の共生社会を実現していかなければならないと強く思っています。

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  グループホームSAMURAI集合写真
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  グループホームにて　自分たちで調理中
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  グループホーム地震想定訓練非常食風景
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  メイン作業コンビニケース洗浄洗浄作業風景
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  メイン作業スーパーの空箱整理作業風景
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  施設外就労カット野菜作業風景
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  毎朝６時50分作業場朝礼風景
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  ゴッドハンド福利厚生鍼灸院院長指圧写真
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  癒しの女神福利厚生　アロマハンドケア
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  警察官時代の松浦さん
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  忘年会食べ放題風景