有限会社オールフォアワン代表取締役石井英寿です。

この度は、社会貢献者表彰の授与をありがとうございました！

今この瞬間にも関わっているスタッフが居ます。僕は「今、目の前のお年寄りに対して関わっているスタッフ」の賞だと思っています。むろん、いしいさん家だけのスタッフだけではありません。全国の介護・看護スタッフの皆さんの賞であると思っています。

そして、何よりこうやって独立したきっかけを創ってくれたパイオニアの先輩の方々がいたからこその賞です。その諸先輩方にお伝えしたいと思っています。代表して僕がもらっているにすぎません。また、推薦をしてくれた空と海の理事長様、本当にありがとうございました！　これをきっかけにして、一歩踏み出す若者やセカンドキャリアを考えている人に対して勇気を差しあげられたら、僕は幸せです。

受賞をして、率直な気持ちを書きたいと思います。本当に嬉しいです。これを大前提として。本来ならば、このような華々しい授賞式などはない世の中にならなければなりません。つまり、このような社会貢献という賞は特別なことでなく「普遍的な」ことであるべきだと思っているからです。

最近は、経済、効率、グローバル化を重視するあまり、生産性が低いと言われる人や生きづらさを抱えている人たちが、置いてきぼりになってしまっています。もちろん経済も大切ですが、それ以上に大切なものがあるのです。

それは「人の命」や「思いやる心」です。

経済を追いかけていれば豊かになるかもしれない。でも今の社会では、潤うのは一部の大企業や経済界の人たちだけです。その構造こそ見直さなければなにか歯車が狂っていく一方です。なぜなら経済を回すために競争をしていき一番になるために、非効率的な人たちや社会的弱者を考えないマインドになっているからです。そうではなく、僕らのような福祉をやっている人達や、お年寄りや障害者、貧困家庭へお金が回ってこそ、本当の豊かな国だと思っています。

昔はモノが無くても心が豊かでした。

時代は進み、日本経済を立て直して、モノは溢れるくらい豊かになりました。それは、団塊の世代の方々のおかげでもあります。でも豊かになったはずなのに、自殺する人がいる矛盾。どこか幸せではないのです。

発展途上国と言われる国の小さい子どもには笑顔が多く、自殺する人が少ないのはなぜでしょうか。

この受賞も本当に名誉ある事でありますが、本来ならば社会貢献という言葉がないくらい福祉の世界にお金が回るような制度や法を整備してほしいと切に願います。

ニコニコは伝染します。一方イライラも伝染します。普通に席を譲ったり、困っている人が居たら無意識に声をかけてあげられるような社会になるように、地道に一歩一歩歩んでいきたいと思っています。

改めて、社会貢献の受賞本当にありがとうございました。

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