受賞者紹介

第51回 社会貢献者表彰

人命救助の功績

やまぐち たかし

山口 峻

(熊本県)
山口 峻

2018年2月18日(日)の午前11時30分頃、通っていた熊本県荒尾市の自動車学校から帰る途中、学校の前の交差点で3台の軽自動車が絡む自動車事故を目撃した。
信号を無視した1台が他の車に接触横転するのを見た山口氏は、自動車学校に戻り、警察と消防署に連絡を依頼するとともに、横転している車のガラスが割れた後ろの窓から車内に入り、シートベルトを着けたまま宙づりになっていた男性を車外に引っ張り出し救出した。
すぐにパトカー、消防車、救急車が到着。救出した男性は収容され無事であった。
なお、同氏は高校1年時に自宅近くに出血して倒れていた女性を救出し、同3年時の昨年12月には、バイクに乗った女性が転倒した事故に遭遇し、この女性を救助している。

先日は社会貢献者表彰式典に参加できまして、本当に感謝しています。

今、ここに私がいて良いのだろうかと疑いました。

2018年2月18日(日)の午前11時30分頃、通っていた自動車学校で路上検定の試験を終えて帰る途中に、合計3台が絡む大変な事故を目撃しました。

自動車学校のすぐ前の信号機付きの交差点で(以前から危ない交差点です)南方面から来るとS字カーブのなだらかな下り坂になっています。タイヤのスリップコーンが消えない交差点での(大きいドーンという音)振り返って見ると信号無視の軽自動車が横転するところでした。気持ちが少し動転しましたが、すぐに学校の事務所に行き、事故の報告と警察、救急車の手配のお願いを済ませ、事故の現場に戻りました。

横転した車内で男性が宙づりになっていたので、割れた後ろの窓から車内に入り、シートベルトを外しました。気が張っていたのでしょう、男性を車の外に引き上げるときに自分の腕を切ったようで、痛みがありました。

その後、警察の事故係の車と救急車が到着してホッとしました。

現場検証にも立ち会いました。全員が軽傷であるとの事で安心した。事故を目撃して、事故の怖さを感じるところです。

今、自動車学校に通っている者として、いかに安全運転が大事か良くわかりました。免許を取ったら事故ゼロで安全運転を誓います。

祖父曰く、「幼少期の頃は花火の音に怯えて泣いて家まで帰ってくる臆病者が、世の中で困っている人、弱い人の手助けになって嬉しい。これからもあたたかく手助けを惜しまなくするように」

第51回社会貢献者表彰式に参加できたことを肝に心するように心掛けいたします。

人命救助の功績8件、社会貢献が32件、それ以外に多数の団体個人の方々がおられます。

その人たちのためにもおごらず、頑張ってまいります。

  • 有明新報2018年3月8日
    有明新報2018年3月8日
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