受賞者紹介

平成24年度

東日本大震災における貢献者表彰

かたしなむら

片品村

(群馬県利根郡片品村)
片品村 村長 千明金造
村長 千明金造

群馬県片品村は、5,200人の人口の2割にあたる1,000人近い避難者を、福島県南相馬市から受け入れることをいち早く村長が表明。3月14日から167日間、村を挙げての支援を行った。まず、受け入れのための予算一億円を確保、民宿旅館組合に協力を依頼。ボランティア組織"片品むらんてぃあ"を金銭面でもバックアップし協働で避難者を支援した。住民も支援物資を届けたり、お茶会や郷土料理教室を開催するなど、地域ぐるみで支援を行った。

推薦者:社会福祉法人 片品村社会福祉協議会
平成23年3月18日
南相馬市からの被災者受入れ出迎え

片品村では、村民をはじめ、受入れ宿・ボランティアの皆さんのご理解とご協力を頂き、福島県南相馬市の被災者や、親戚・知人での受入れを含めて1,000人を超す方々を、村内の宿泊施設に受入れさせて頂きました。

真冬の様な雪景色の中での受入れから、尾瀬の水芭蕉の見頃が過ぎ、暑かった夏もおわり、半年近くの長い避難生活となりましたが、片品村で暮らす決意をされた4家族を除き、最後の1人の方も9月29日、片品村を後に自立先へ向かわれました。

東日本大震災における片品村のいち早い受入れに対して、「片品村の出身者で良かった」「群馬県生まれを誇りに思う」等喜びの声や、「人に優しい片品村」「日本一優しい村」など、多くの温かい励ましの声を寄せて頂きました。

このような温かい励ましの声が、被災者支援に奮闘する一人ひとりにどれだけ力強く、励みになったことか計り知れません。
本当にありがとうございました。

長期間にわたる被災者受入れに対しまして、物心両面からご支援ご協力頂きました皆様に対して、心から感謝を申し上げまして、お礼とさせていただきます。

群馬県尾瀬の郷 片品村長 千明金造

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