東日本大震災における貢献者表彰
九戸村山友会
震災後、主に九戸郡野田村の避難所や仮設住宅に、4月10日より11月18日までほぼ毎月、延べ185名のボランティアを動員し、15回にわたり炊き出しや支援物資の差し入れを行った。
この度は、平成24年度の「東日本大震災における貢献者表彰」として受賞に浴し、これまでご支援、ご協力を頂いた皆様に心から感謝いたします。
ここで、当団体の活動の概要を紹介させていただきます。
3.11.の東日本大震災直後、当村は、停電・ガソリン不足・食糧不足で不自由な生活でした。しかし3月下旬には平常に戻り、4月上旬に被災地の人達に、本会の得意な「山料理」を届けよう…・ということになりました。
57名の会員の中から25名を選抜し、ボランテイアチームを結成。村の社会福祉協議会に登録したところ、早速、釜石市から炊き出しの要請がありました。
4月10日豚汁230食・本シメジの炊き込みご飯のおにぎり260個・郷土料理のカマス餅80個等を提供しました。翌11日(震災1ヶ月目)には、野田村の避難所に行き、豚汁100食・カマス餅90個を提供しました。
その際、慰問に来た鳩山前総理に「これからもボランティア頑張ってください。」と激励され、継続しなければ……との思いを強くしたのでした。
4月22日には、野田村の避難所に商工会婦人部と共同で、せんべい汁を60食。
5月6日には、村で招待した高田高校の野球部に、豚汁・炊き込みご飯・ラム肉の行者ニンニク妙め・行者ニンニクの玉子とじ・等の山菜料理を。5月12日には、野田村の避難所2か所でウルイ(山菜)のひっつみの炊き出し。5月17日には、野田村の避難所3か所に山菜料理8種類の差し入れを。5月25日、6月18日も同様に差し入れを。そして、6月26目には九戸村ボランティア連絡協議会主催として、野田村の国民宿舎「えぼし荘」にて、ステージ発表(楽器演奏、神楽、踊り、合唱、太鼓演奏)と、大量の支援物資提供と、豚汁・炊き込みご飯の炊き出しを行い、200名被災者のみなさんに喜んでいただきました。
7Eには、仮設住宅が完成したので、野田村の5ヶ所の仮設住宅を巡り、7月7日日にはサクランボとお茶を。8月11日には、お盆用の花(リンドウ2000本、小菊2500本)、トマト11箱を。10月10日には、キノコひっつみ250食、香茸ご飯のおにぎり250個等の炊き出しを。11月18日には、米・野菜・リンゴ・毛布・炊き出しに行くたびに、お菓子・タオル・水・酒・化粧品・ジュース・野菜・衣類・下着・果物等の支援物資を届けしました。
その際、盛岡のボランティア団体や当村の野菜農家・花卉栽培農家・菓子店・玉子園・果樹園、その他多くの有志から多大なる御協力を頂きました。
今年度も、炊き出しや支援物資の提供を継続し、村民登山(八幡平)への招待や、当村の温泉に招待し昼食を食べながらの交流会などを企画し、「つながろう村と村」をスローガンに、野田村との絆を深めていきたいと思っています。