社会貢献の功績
大辺路刈り開き隊
和歌山県南部の熊野古道大辺路は2004年7月に富田坂、仏坂、長井坂が世界遺産に登録されたものの、ルートの未確定、古道の未整備が多く大辺路全ルートを通して歩くことができなかった。そこで2004年から古道探査を開始し、古地図や年長者の協力で古道ルートの確定、藪に覆われた古道を地元の人々の協力を得て刈り開き、不法投棄されたゴミの回収等を続けた結果、2016年10月24日に刈り開いた古道が世界遺産追加登録される成果を果たした。
第49回社会貢献支援財団の表彰式典に参加させていただき、本当にありがとうございました。
どのような処で、どのような事が始まるのか、全く想像できないままでの受賞者懇談会、表彰式典、祝賀会はすばらしく、夢のような出来事でした。
安倍昭恵会長から表彰状を授与され記念撮影できたこと、郷土の地方新開2社に取りあげられ、知り合いの方々からお祝いのメッセージを沢山いただきました。さらに串本町公報の取材を受け、新年号に記事が掲載される予定です。
表彰されました各団体、個人様のプロフィールを知り、その素晴らしさに頭が下がると共に、私たちの活動がこのような賞に値するのか、と考えてしまいました。
内館牧子さんの素晴らしいスピーチに、張り詰めていた心と体が解放され、とっても楽しくなりました。新年会は近くのホテルで、社会貢献支援財団受賞記念ランチパーテイを催すことにしました。会計者は「受賞記念はランチで行こう、費用が安くつく」この一言で決定しました。最年長の90歳の方をはじめ、仕事の都合で参加できなくなった元メンバー、地域の区長さんなど刈り開きを共にやってきた皆さんを招待して、みんなで受賞を祝い、今までの苦楽を語りたいと思っています。
刈り開いてきた熊野古道大辺路と古鷹街道に道標設置、増えつつある外国人の為の英語版絵地図制作、地主の都合によって利用しにくくなった世界遺産古道の迂回路造り、これからも続く活動は今まで通り変わらず楽しんでやっていきます。
受賞者懇談会、祝賀会で隣席した方々との交流を演出してくれました貴財団に感謝するとともに、今後ますますの発展をお祈りいたします。
熊野古道大辺路刈り開き隊
代表 上野 一夫