第46回 社会貢献者表彰
人命救助の功績
よこお さとみ
故 横尾 仁美
(神奈川県)

平成26年7月20日、静岡県松崎町の海水浴場で家族らと海水浴に訪れていたが、午後1時30分頃、横尾さんはシュノーケリングをしながら遊泳中に沖合約30mのところで少年が溺れているのを発見し、少年のもとへ泳ぎ背負うような形で救助して岸に向かう途中、事態を察知して一緒に泳いでいた少年の姉に少年を引き渡した直後、海中に沈み見えなくなった。その後、横尾さんは遊泳客らに引き上げられたが、蘇生措置の甲斐無く亡くなった。
推薦者:公益財団法人 警察協会
思いやりと優しさと持った娘に育ってくれた仁美は、体を動かすスポーツが好きでした。
今大好きだった生まれ故郷の石垣島の海で眠って居ます。散骨は家族の共通の願いでしたが、先に娘を送る事になるとは。
たった15年間の命でしたが、楽しかった思い出をいっぱい残してくれました。
娘が中学一年の時です。
「父ちゃんと母ちゃんの子どもで良かった。」
あの言葉が昨日のように思い出されます。
表彰式典では、皆様から温かいお言葉を賜りました。仁美が眠って居る石垣の海へ今年も妻と二人で会いに行き報告します。
静岡県警の皆様
社会貢献支援財団の皆様
厚くお礼申し上げます
ありがとうございました
横尾 秀範