受賞者紹介

平成15年度 社会貢献者表彰

第三分野/特定分野の功績

ハッピーファミリー賞
ねま ひろき

根間 裕樹

(昭40. 1. 6生/東京都 福生市)
ねま ひろき

根間 きよみ

(昭41. 7. 14 生 37歳/同上)他10名
根間 裕樹
根間 裕樹
根間 きよみ
根間 きよみ
自営する配線工事請負業への発注が不況の煽りで激減し、落ち込んだドン底の生活から夫妻と幼い5男5女の家族全員が力を合わせて見事立ち直り、家族の愛と結束があればどんな困難も切り抜けられることを示された。
推薦者:社会貢献支援財団 事務局

受賞の言葉

根間 裕樹

私たち夫婦が志してきた事に目を留めて頂けたことに、感謝致します。今の私達家族があるのは、両親、兄弟と多くの方々の支えがあった御陰です。子供達を立派に育てることが、恩返しと思い、一家和泉の家庭を築いて参ります。

根間 きよみ

出産・育児と夢中で過ごして来ました。このような賞を頂き、大変光栄に思っています。関係者の方々に深く感謝申し上げます。今後さらに、社会の見本となる家庭を築いて参ります。

根間さんは、福生市でビル・家屋等の電気配線工事請負業を自営している。家族は、奥さんのきよみさん、高校1年の長女ともみさんを筆頭に1歳8ヶ月の5男裕太君までの5男5女の総勢12人の大家族である。バブル崩壊後、年々厳しさを増す不況の煽りを受けて仕事の発注は激減し、平成10年からは止むを得ず生活保護を受けた。その後も収入の減少は止まらず、平成11年の年収は僅か20万円になった。学齢期の子供を多数抱える根間家の食費はすさまじく、学費もかさみ、貯金残高はみるみる減って行った。収入増加のあては無いが、このまま生活保護を受け続けたら子ども達のためにならないと、夫妻は協議の上、平成12年4月、生活保護を打ち切り、背水の陣でのぞむことを決めた。

必死の仕事探しが続いた。子供達も深夜のビラ配りを手伝った。生活費で切れるものは全部切った。恥を忍んで近くに住む根間さんの両親から借金もした。だが事態は急には変わらなかった。ついに電気が止められた。ローソクの灯りの中、自分の努力不足を詫びる根間さんを子供達も奥さんも口々に励ました。やがて全員の必死の努力が効を奏し、発注が舞い込むようになった。

根間さんは寝る間も惜しんで働き、収入は増加した。根間家全員が一丸となって手にした成果だった。平成14年1月、家族全員の祝福を受けて5男裕太君が誕生し、根間家は更に賑やかさを増した。(平成15年10月6女ことみさんが誕生した。)

[他10名の名前(生年月日)]
ともみ (昭62. 7. 6)、貴則 (昭63. 8. 2)、あゆみ (平1. 8. 8)、信彦 (平2. 9.27)
ひとみ (平3.10.26)、勝裕 (平5. 2. 1)、健太 (平6. 2. 3)、のぞみ (平7. 7.19)
めぐみ (平9. 6.23)、裕太 (平14. 1. 19)