受賞者

第49回

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん しーしーぶい

特定非営利活動法人 CCV

(栃木県)

栃木県鹿沼市で、当時小学校教諭だった福田由美さんが、教室で落ち着いていられない子や集団生活が苦手な子が増えたと感じ、発達障がいについて学び、個別指導をしていたところ、指導を受けていた子と受けていなかった子では中学校進学後に違いが表れていたことがその後の調査でわかった。小学校で現れる不適応のサインを見逃さず対応することが重要と考え、教員をやめて自宅で学校に適応できない子の居場所を作り、その後2009年にかつての教え子の保護者とともにCCVを設立した。現在、フリースクールから就労継続支援B型事業所、グループホーム等障害福祉サービス事業所を行政と地域ボランティアの協力を得て運営している。

特定非営利活動法人 CCV 理事長 福田 由美
理事長 福田 由美
CCV学園高等部卒業式
CCV学園高等部卒業式

過日は過分なるおもてなしと表彰という栄誉をいただき大変感謝しております。

また、様々な他の社会貢献団体の皆様と出会い、交流することができ、皆様の取り組みとその情熱に深く感銘を受けました。毎年このような社会活動に光を当て、励ましのエールを送る活動を続けていらっしゃる社会貢献支援財団の皆様に改めて感謝いたします。

さて、私はかつて小中学校の教員をしている中で、様々な理由で、不適応を起こし、学校に行けなくなる発達障害の子どもたちと出会い、今の読み書きと一斉指導中心の教育現場に疑問を感じました。多様な学び方が必要な発達障害児に対して今の学校制度は教員数、カリキュラムともに追いついていないと感じています。今でも毎年12万人の不登校児童生徒が出現し、本人や保護者の苦しみは続いています。学校の中では不適応を起こす彼らが、地域の塾や習い事、居場所では生き生き学んでいる姿にも多く出会いました。学校を離れ、地域の居場所で学習すると集中して取り組むことができる生徒もいました。好きなことについてプロから学ぶとまるで別人のように天才的な力を発揮する生徒もいました。すべての子どもたちが安心して学ぶことができるような仕組みを作りたいと思い、自宅に居場所を作り、興味関心から学びたいことを選び自発的に学んでいくフリースクールを作りました。

そこで育った子どもたちはさらに就労先が必要でした。障がい者の働く事業所を保護者の方たちと立ち上げるためNPO法人を作りました。そして、さらに共同で暮らす場所としてグループホームやシェアハウスをつくり、一人一人が自己実現し、学び、働き、暮らす仕組みができ地域の中に認められる存在となることができました。今では高齢者支援施設とも連携し、共に暮らす地域包括ケアシステムに参画し、行政と共に新しい多様な暮らしをデザインする立場になりました。

 また、最近は子どもの貧困問題のネットワークを作って解決に向け奔走しています。今年度はこども食堂や子どもの学習支援事業の運営を任されるようになり、孤食を防ぐ取り組みについて地域会議を持ち、食材調達、ボランティア不足などの問題解決にむけて協力者や賛同者を増やす活動を続けています。

豊かであるはずの日本の子どもたちが一人残らず心豊かな人生を送れるようにこれからも多くの人たちと手を取り合い、共に考え行動していきたいと思います。

NPO法人CCV 
理事長 福田 由美

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