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受賞者

第49回

社会貢献の功績

いまりしかぶとがにをまもるかい

伊万里市カブトガニを守る会

(佐賀県)
まきしまのかぶとがにとほたるをそだてるかい

牧島のカブトガニとホタルを育てる会

(佐賀県)
さがけんりついまりこうとうがっこう りか・せいぶつぶ

佐賀県立伊万里高等学校 理化・生物部

(佐賀県)

佐賀県伊万里市の牧島地区に生息し、絶滅危惧種Ⅰ種に選定されているカブトガニを保護するため、協働して調査・研究・保護活動を行っている。1992年には92のつがいまで減少したが、地道な活動によって2011年からは毎年400~500のつがいが見られるようになった。2017年には677つがいを確認している。2015年に保護を進めていた繁殖地は「伊万里湾カブトガニ繁殖地」として国の天然記念物に指定された。伊万里市カブトガニを守る会は1979年から、牧島のカブトガニとホタルを育てる会は2006年から、佐賀県立伊万里高等学校理化・生物部は1962年から活動を行っている。

推薦者:伊万里市教育委員会
伊万里市カブトガニを守る会 堤 悠樹
伊万里市カブトガニを守る会
堤 悠樹
牧島のカブトガニとホタルを育てる会 代表 堀 實
牧島のカブトガニと
ホタルを育てる会
会長 堀 實
佐賀県立伊万里高等学校 校長 犬塚 加代子
佐賀県立伊万里高等学校
校長 犬塚 加代子

伊万里市カブトガニを守る会 

この度の受賞、誠にありがとうございます。会員一同大変喜んでおります。

日本カブトガニを守る会総会にて地元牧島小学校の児童が「幼生飼育やカブトガ二の歌」を披露
日本カブトガニを守る会総会にて地元牧島小学校の児童が「幼生飼育やカブトガ二の歌」を披露

昭和54年5月から当会の設立準備に取り掛かり複数回の会議を経て11月10日に設立総会を開催致しました。当時佐賀県立伊万里高等学校校長をなされた故吉永源三郎先生が伊万里ライオンズクラブに入会されたことをきっかけに「カブトガニの保護活動」の気運が高まり、ロータリークラブや青年会議所への呼びかけを行い195名の会員でスタート致しました。

翌昭和55年より毎年行っている繁殖地の「多々良海岸」の清掃活動をはじめ昭和60年から一般市民の方のもっとカブトガニを知ってもらうために「カブトガニの産卵を観る会」を伊万里市教育委員会の共催を得て開催しております。

翌年には多々良海岸一帯が「伊万里市天然記念物カブトガニ繁殖地」に指定される等、会の取組みが徐々に認知されるようになりました。

また、「日本カブトガニを守る会」の参加団体として全国大会を当地で開催し文部省に「カブトガニ産卵地保護指定地区」を申請致しました。

平成4年にはソロプチミスト伊万里が入会される等、保護活動に弾みが付き、伊万里高校「理化・生物部」や地元の「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」と共に行った活動がここに実を結んだものと思います。

これまでの37年の継続した取組みの結果平成27年には念願の「国の天然記念物」に指定されました。これも偏に佐賀県、伊万里市の助成とご支援を頂きながら、歴代会長をはじめ沢山の方々のご尽力のお蔭と感謝致しております。

今回の社会貢献支援財団様からの受賞を契機になお一層、保護活動に邁進して行く所存で御座います。

伊万里市カブトガニを守る会 事務局 
(伊万里ライオンズクラブ会長)
原田 好和

  • 毎年8月中旬「産卵を観る会」を開催 伊万里高等学校 理科・生物部の生徒が「カブトガニの生態について」発表
    毎年8月中旬「産卵を観る会」を開催 伊万里高等学校 理科・生物部の生徒が「カブトガニの生態について」発表
  • 多々良海岸の清掃活動(毎年6月下旬に開催、2tトラック×2台分以上のゴミを搬出)
    多々良海岸の清掃活動(毎年6月下旬に開催、2tトラック×2台分以上のゴミを搬出)
  • 多々良海岸の清掃活動(伊万里市カブトガニを守る会会員以外も一般企業や町おこし団体の参加)
    多々良海岸の清掃活動(伊万里市カブトガニを守る会会員以外も一般企業や町おこし団体の参加)
  • 多々良海岸の清掃活動(木切れやペットボトル、空き缶などが流れ着き、手作業で回収)
    多々良海岸の清掃活動(木切れやペットボトル、空き缶などが流れ着き、手作業で回収)
  • 多々良海岸の清掃活動(砂の中の細かなゴミ 木切れを回収)
    多々良海岸の清掃活動(砂の中の細かなゴミ 木切れを回収)

牧島のカブトガニとホタルを育てる会

この度は、名誉ある社会貢献者表彰をいただき心よりお礼申し上げます。

私達の「牧島のカブトガニとホタルを育てる会」は、平成18年3月、地域内の老若男女245名が会員となって設立致しました。平成21年からは牧島町のまちづくり事業として、町民全員が会員となり保護活動に取り組んでおります。

主な活動内容をご紹介します。

海岸の清掃活動
海岸の清掃活動
  • 海岸の清掃
    カブトガニの産卵地である多々良海岸への浮遊物の撤去と清掃作業を産卵期の7月~8月に3~5回実施している。
  • 堤防の草刈作業
    産卵地を中心に3.6kmに及ぶ海岸堤防の草刈作業を春、夏、秋の3回実施している。
  • 河川と干潟の浄化
     上流河川の浄化作戦(EM菌を粘土に混ぜ泥団子をつくり撒く)。
    海岸干潟のヘドロ浄化実験(フルボ酸鉄によるヘドロの分解)
出前講座の風景
出前講座の風景
出前講座

地元小学校へ年1回「カブトガニとホタルの出前講座」を開き、地域が誇れる「環境測定のバロメ―タ―と云えるカブトガニとホタルを護り、育てる」ことの大切さと、生態について勉強します。

竹灯篭まつり
竹灯篭まつり
産卵を観る夕べの会

カブトガニの産卵の最盛期の夕べに、竹灯篭を灯し(和紙に絵を書き竹灯篭に巻く)各種イベントを行い産卵に来るカブトガニの番(つがい)を暖かく迎えて産卵の無事を祈ります。

伊万里湾カブトガニの館
伊万里湾カブトガニの館
伊万里湾カブトガニの館

平成21年に全国初めて民設・民営の「カブトガニの生態展示資料館」をオ―プンしました。今では全国各地からの参観者を迎える事が出来ています。

今回授賞出来たのは、先輩諸氏、会員の皆さん方の協力のおかげと感謝申し上げます。これを期に私たちは、希少価値の高い「カブトガニとホタル」を護り、育てる活動を通じて「生き物と環境」「生物生存の原理」を認識し、広く内外に啓蒙し、保護への理解を深め、恵まれた自然環境を後世に繋げる責任と使命があることを考え、今後も地域と一体となって活動を継続して参りたいと考えております。

牧島のカブトガニとホタルを育てる会
会長 堀 實

  • 生態展示水槽
    生態展示水槽
  • 海岸の清掃活動
    海岸の清掃活動
  • 日本カブトガニ研究大会での発表
    日本カブトガニ研究大会での発表
  • カブトガニの歌「多々良海岸物語」披露
    カブトガニの歌「多々良海岸物語」披露
  • カブトガニ神社
    カブトガニ神社

成体つがい
成体つがい

佐賀県立伊万里高等学校 理化・生物部

伊万里高校 理化・生物部は、昭和37年(1962年)から55年間、絶滅危惧種1種に選定されているカブトガニを保護するために行政・地域と協働して、調査・研究・保護活動を行っています。

その研究に関しては、数多くの受賞歴があります。(野生生物保護功労者「文部大臣奨励賞」、西日本新聞社主催「西日本文化賞」、時事通信社「教育奨励賞」、「環境省自然環境局長賞」等)
また、平成27年(2015年)には、長年、保護活動を進めていた繁殖地が「伊万里湾カブトガニ繁殖地」として国の天然記念物に指定されました。

今回、伊万里市教育委員会からの推薦を受けて、第49回社会貢献者表彰受賞及び表彰式典に出席させていただき、ありがとうございました。社会貢献といってもいろいろな分野の社会貢献があり、こんなに大勢の方たちが人知れず長年にわたって活動を継続されているということに感銘を受けました。

伊万里高校理化・生物は、脈々と続いているカブトガニの調査・研究・保護活動を絶やすことなく続けていく所存です。どうぞよろしくお願いします。

佐賀県立伊万里高等学校 校長 犬塚加代子

  • エサやり
    エサやり
  • 幼生飼育
    幼生飼育
  • 清掃活動
    清掃活動
  • 発表・説明
    発表・説明
  • 産卵を観る会
    産卵を観る会
  • 幼生放流会
    幼生放流会