受賞者

第49回

社会貢献の功績

いいお じゅんこ

飯尾 順子

(鹿児島県)

鹿児島県出水郡長島町で医院を開業していた夫を長年支え、70歳を目前に同町から特別養護老人施設の建設を要望された。お世話になった地域に恩返ししようと、躊躇していた夫の背中を押し、園長になるための資格を取得して、2000年に町内で2つ目の特別養護老人ホーム「あかね園」を開設した。開園後は、飯尾氏を中心に職員たちの意見を積極的に取り入れ、利用者にとって過ごし易い環境を整え、日々研修を重ね、2007年にはデイサービスセンターも開所。あかね園は県内でも指折りの「離職率」の低さを誇り、町民から信頼され、愛される施設となった。飯尾氏は2015年に園長を退任したが、現在も副園長として園の運営に携わっている。

推薦者:長島町役場
飯尾 順子
あかね園の理念 理事長 飯尾一成氏の書
あかね園の理念 理事長 飯尾一成氏の書

11月26日、受賞の歓びを胸に秘めながら空港に向かいました。車椅子を娘たちに押してもらいながら機内に。職員の皆様が、にこにこと笑顔で迎えて下さいました。今まで幾度か空の旅を致しましたが、最高の座席から眺める風景は晴天に恵まれ、美しい雲海と、その雲海の上にそびえ立つ富士山がきれいに見えました。羽田空港着陸前の、大都会の躍動を感じながら式場の帝国ホテルに向かいました。そして社会貢献支援財団の思いやり、おもてなしに感激いたしました。

式場での二日間は、緊張の中、感謝でいっぱいでございました。受賞席に立てる歓びに、私も一所懸命働いたのだと自分に言い聞かせながら受賞席に立ち賞状を頂きました。感動でいっぱいでございます。有難うございました。

園長になってからの十五年間の歩みが走馬灯のように浮かんできます。職員と一緒になって試行錯誤し、グループケアに切り替え、自立支援の下、入所者の生活をより良質に、そして家庭生活に近い環境にと進めていきました。自室の他に語らいの場所をつくり、ボランティアの先生方のお手伝いを頂き、お花教室、習字教室を月に二回ずつ行ってきました。又、季節を感じて頂こうと、春のお茶会、夏のソーメン流し、そして運動会、秋の長寿まつりではボランティア及び家族との交流を図りました。続いて餅つき、そば打ちと一年を通じて行事を取り入れております。職員たちが賛同し、積極的に入所者をねぎらいながら一所懸命に介護をしてくれました。認知症の入所者の方も多くなり、職員も日々知識と技術向上に努め、よりよい介護を目指し頑張っております。私も職員の一人として意見を申しておりました。

あかね園の理念 理事長 飯尾一成氏の書
あかね園の理念 理事長 飯尾一成氏の書

居宅支援事業所の五人のスタッフも町内の高齢者の自宅を訪問し、親身になって相談に応じています。平成十九年から始まったデイサービスも、職員たちは試行錯誤しながら、利用者から喜ばれる事業所となるよう活動しています。

風光明媚なところに建つあかね園は明るい老人施設です。入所者と職員が一体となり『謙虚・感謝・思いやり』を理念に、老人介護を進め安心安全を基本に、生きがいと魅力のある生活を送れる施設を目指しております。

最後にあかね園の設立にいい場所と、いろいろな援助を頂きました行政の方に深く感謝いたします。そして、設立の決断をしていただいた理事長にも感謝致します。七十歳を機に老人介護に夢と希望を注いだ人生でした。

受賞本当にありがとうございました。

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