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受賞者

第48回

社会貢献の功績

いーすたーびれっじ・みんだなおをささえるかい

イースタービレッジ・ミンダナオを支える会

(北海道)

1996年からフィリピンに滞在してた祐川郁生神父が、同国の児童養護施設と福祉政策の乏しさを目の当たりにして、カトリック札幌司教区の協力と、現地のカトリック・キダパワン司教区の協力を経て、2002年にスタートさせた児童養護施設「イースタービレッジ・ミンダナオ」の運営を援助している。2004年には会の援助により緑や南国の花々に囲まれて子どもたちがのびのびと育つ環境に新築され、少人数できめ細かいケアができる施設を目指している。0歳児からの受け入れを行っており、国内外の養子縁組も行っている。また、施設で育った青年の自立を目的にした訓練プログラムの実施や、幼稚園も発足させ、現在45名ほどの子どもや青少年のケアを行っている。同国から模範施設との適正承認を受けてはいるが、財政的支援は一切受けておらず、同会が日本のキリスト教会を中心に集めた寄附で運営している。

推薦者:南 槇子
イースタービレッジ・ミンダナオを支える会
祐川 郁生

「社会貢献者表彰式典に参加して」

イースタービレッジの前庭で日本から来られた福祉関係の大学から来られた方々と
イースタービレッジの前庭で日本から来られた福祉関係の大学から来られた方々と

道端で埃まみれになっても嬉々として咲いている一凛の花の美しさに目を向ける人はそう多くはいない。今回受賞させていただいたのは、そういう目を大事にしている方々のお目にかなったことかなと感じている。

自分たちは決して社会に貢献したくて活動を行ってきたわけではなく、ただ一心不乱に子どもたちの明るい未来を見つめ続けてきた。そういった努力は世界各地の誰も見向きもしない場所で、かつても今も数多く行われていているが、それを見つけ出し、評価しようとする人はあまりいない。

公益財団法人社会貢献支援財団なる組織が存在していることさえ、わたしたちは全く知らなかった。「友だちの友だちはまた友だちだ」方式で、「北海道いのちの電話」が昨年受賞され、たまたまその代表の方がイースタービレッジを推薦してくれた。そのつながりで今回の受賞に至ったのだった。そこには仏教的な用語を使っていえば何か「縁」なるものを感じます。

イースタービレッジ・ミンダナオは2002年、8月にフィリピン、ミンダナオ島南中部、キダパワン市で始められた小さな児童養護施設で、始めた当初は、右も左もわからず、手探りで始めた状態でした。数名の保護の必要な子どもたちと共に一軒の借家から始まった小さな活動は、日本全国の人たちに支えられて、発展してきました。創始者が日本人であるために、日本とフィリピンの文化や伝統、福祉観の違いなど、克服しなければならないことがたくさんある中で、何とか歩みを続けてこられました。特に、札幌を中心とするカトリック教会、プロテスタント教会の有志の方々が、「イースタービレッジ準備会」を結成し、チャリティーコンサートなどで資金を集めてくださいました。そのおかげで、2004年、現在の場所に自前の一軒家が立ちました。その後、今回受賞となった「イースタービレッジ・ミンダナオを支える会」が中心となって物心両面にわたる援助を続けてきてくれました。

その期待に応えるべく、ビレッジは発展し、今回現地での正式名称 Easter Village Orphanage Inc. を改め Easter Village Children’s Home. Inc. にし、より Child Friendly な施設を目指し、また、子どもたちが家族と絆を取り戻すように、それもかなわぬ場合は、家族と呼べる人たちを探し出し、子どもたちが健全に育つお手伝いができればと思っています。

イースタービレッジ・チルドレンズハウス・ディレクター
「イースタービレッジ・ミンダナオを支える会」 祐川 郁生(すけがわ ふみお)

  • イースタービレッジの夕暮れの風景
    イースタービレッジの夕暮れの風景
  • クリスマスプレゼントを持ってきてくれた地元の支援者たちと
    クリスマスプレゼントを持ってきてくれた地元の支援者たちと
  • ビレッジで自分の誕生日を祝い、子どもたちにおいしい食事をプレゼントしてくれた家族と一緒に
    ビレッジで自分の誕生日を祝い、子どもたちにおいしい食事をプレゼントしてくれた家族と一緒に
  • 日本から来た高校生たちとの交流の一場面
    日本から来た高校生たちとの交流の一場面
  • 子どもたち
    子どもたち