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受賞者

第47回

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん はんひんこんねっとわーくひろしま

特定非営利活動法人 反貧困ネットワーク広島

(広島県)

平成21年に広島市で「生活困窮者に人間らしい生活と労働の保障が実現するよう」法律家や市民が連携し、行政などへ政策提言や意見表明を行い、多重債務や生活保護問題への相談や路上生活者等のため緊急一時宿泊所の運営を行おうと発足した。現在同市内に11室のシェルターの運営を行っており、平成28年12月時点で999名が利用した。しかし、シェルターを出た後の住居探しには「連帯保証人」や「緊急連絡先」が必要なことから困難であるため、部屋探しの手伝いも行っている。シェルターを利用する人は生活保護を初めて受ける人が多く、シェルターを出て住居を構えられても生活の困窮が続くことが多いことから、こうした人たちが孤立しないようにサポートする憩いの場「ほっとサロン」を運営し、食事会の開催や話し相手になるなどの活動も行っている。

推薦者:中本 忠子
特定非営利活動法人 反貧困ネットワーク広島 理事長 秋田 智佳子
理事長 秋田 智佳子
相談会受付
相談会受付

この度は、「社会貢献支援者」として表彰をいただき、誠にありがとうございました。

私たちは、2008(平成20)年の暮れ、仕事と住まいを同時に失った方を、年末の寒さと飢えから救済しようと法律家や市民が集まって支援活動を開始しました。「所持金が無くなって行くところがない。」「何日も食べていない。」「昨夜も路上で寝て寒くて凍えそうだ。」という相談が次々に寄せられ、本当にこれは日本の出来事なのかと愕然としました。福祉事務所に付き添って生活保護の申請に行き、保護決定が出るまで、金券ショップで安く購入したカプセルサウナの回数券と食費、支援者から提供された防寒義を渡すなどして支援をしていましたが、あまりに相談が多かったため、多くの方を支援するにはアパートを借り入れてシェルターとして活用するしかないと考え、1室また1室と必要に迫られ、部屋を増やしてきました。現在、路上生活者等のための緊急一時宿泊所(シェルター)は広島市内に11室となり、2009年5月以降、2016年9月15日までに963名もの方が利用されました。シェルターを出た後の住居探しには「連帯保証人」や「緊急連絡先」が必要なことから、部屋探しの手伝いを行い、また、孤立しないよう憩いの場「ほっとサロン」を運営し、食事会の開催や話し相手になるなどの活動も行っています。

今回、社会貢献者表彰式には4名が参加させていただき、前夜祭、授賞式と、さまざまな面でお心遣いをいただきました。

同じ貧困問題に取り組んでおられる生田武志さんを始めとした各受賞者や団体の功績紹介があり、様々な苦難に直面しながら困った方を救済したいという共通する思いで活動を続けてこられたことを知り、また各受賞者の方々と苦労話や課題を話し合い、交流を深めることができました。

受賞式の後、12月初めに広島駅地下広場で恒例の年末年越し相談会を行ったところ、面談と電話の合計129件もの相談が寄せられました。

12月8日付けで相談会の模様を写真で紹介しながら、社会貢献賞受賞についても掲載いただき、記事を読まれた方から食材や衣類の提供も寄せられるなど、より多くの方に私達の活動を知っていただくことができました。

自宅で食べることができない子ども達に食事提供されている「食べて語ろう会」中本忠子さんとともに、この広島の地で、生活に困窮した方々の支援を続けていくよう、大きなエールをいただいたように思います。ありがとうございました。

理事長 秋田 智佳子

  • お食事会写真
    お食事会写真
  • シェルター内写真
    シェルター内写真
  • ほっとサロンでの相談会チラシ折込み作業
    ほっとサロンでの相談会チラシ折込み作業
  • ほっとサロンで鍋を囲んでいるところ
    ほっとサロンで鍋を囲んでいるところ
  • 駅地下広場相談会写真
    駅地下広場相談会写真