受賞者紹介

第47回 社会貢献者表彰

社会貢献の功績

はなといちまんにんのかい

花と一万人の会

(茨城県)
花と一万人の会 会長 飯島 順一
会長 飯島 順一

茨城県下妻市(旧千代川村)の鬼怒川の美しい自然環境を地域づくりに活かそうと、1991年9月に設立。当時の千代川村の人口「1万人」を会の名称にして「ちょっと素敵なまちづくり」を合言葉に25年活動している。不法投棄のゴミ撤去から始め、河川敷の基盤整備が作業の大半で、資金も機械もない中で建設業を営む仲間が重機を、耕作作業は自前のトラクターを持ち込んで作業をした。荒廃していた鬼怒川河川敷を多くの花が咲き誇る「鬼怒フラワーライン」として整備した。多くの来訪者があり、毎年5月の第三日曜日に「花とふれあいまつり」を開催している。2015年9月の関東・東北豪雨水害では、鬼怒川の堤防が決壊し鬼怒フラワーラインは全面浸水し、土が流されたり、流木や漂流してきたゴミや土砂などが花畑にも散乱したが、下館河川事務所と協力して復旧作業を進めて今年の5月も「花とふれあいまつり」を開催された。

「さつまいも定植大会」後の除草作業
「さつまいも定植大会」後の除草作業

この度は社会貢献者表彰にて、身に余る賞を頂き有難うございました。

表彰式で大勢の方に拍手で迎えられた時は、感動とともに、大変身の引き締まる思いでした。

表彰式典、祝賀会等の席で様々な社会貢献活動を行っている方とお話をする機会を持ち、皆さんの苦労や喜びを聞き、全国には社会の為に活動している方々が大勢いらっしゃる事に感銘いたしました。

私ども「花と一万人の会」は、平成3年「ちょっと素敵な街づくり」を合言葉に不法投棄のゴミや背丈まで生い茂る葦等で荒廃し格好のゴミ捨て場となり、水辺まで近寄れない状態だった鬼怒川河川敷を、「昔のようなきれいな川にしたい」「ふるさと鬼怒川に美しい自然を取り戻そう」と仲間たちと活動を始めました。

不法投棄のゴミ撤去から始め、河川敷の基盤整備が作業の大半で、資金も機会もない中で建設業を営む仲間が重機を、耕作機械は自前のトラクターを持ち込んで作業をしました。

荒廃していた鬼怒川河川敷を「鬼怒フラワーライン」として整備し、毎週日曜日に推進員が集まりゴミを拾い除草し、その場所に花畑をつくりました。

整備当初は5,000㎡、その後15,000㎡に花畑を拡張し、現在では150万本のポピーが咲き誇る「鬼怒フラワーライン」となり、市内外、県外からも多くの来訪者を迎える水辺の観光交流拠点として定着しています。

花が咲く5月には毎年「花とふれあいまつり」を開催し、地域の子どもたちにも自然体験を兼ねて河川愛護意識を持ってもらいたいと、2月に「草取り交流会」6月に「さつまいも定食大会」10月には「種蒔き&さつまいも堀り大会」等のイベントを開催しています。

花畑に隣接する鬼怒川の堤防の除草作業を年5回行い、花畑の管理、除草、ゴミ拾い不法投棄等の為河川パトロールを実施しています。

2015年9月関東東北豪雨水害では「鬼怒フラワーライン」には濁流が押し寄せ、表土が全て流されてしまいました。流木や漂流してきたゴミ、土砂などが散乱してしまいましたが、

復旧作業を進めて、今年5月も「花とふれあいまつり」を開催することが出来ました。

最後に社会貢献支援財団が小さな私たちの活動まで目を向けて頂きました事、有り難く厚くお礼申し上げます。

会長 飯島 順一

  • ポピー畑の管理作業
    ポピー畑の管理作業
  • 河川パトロール
    河川パトロール
  • 花とふれあいまつり
    花とふれあいまつり
  • 鬼怒川でクリスマスイルミネーション
    鬼怒川でクリスマスイルミネーション
  • 原っぱ広場除草
    原っぱ広場除草
  • 草取り交流会
    草取り交流会
  • 堤防除草作業
    堤防除草作業
受賞者とみなさまをつなぐプラットフォームプロジェクト「ひとしずく」