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受賞者

第46回

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん ラオスのこども

特定非営利活動法人 ラオスのこども

(東京都)

1982年に東京在住のラオス人女性と日本人の仲間が、本を目にする機会が少ないラオスの子どもたちに絵本を送ったことが活動の始まり。後に作家や絵描きの育成を行い、ラオス語の絵本の製作出版を行っている。これまでに209タイトル88万冊を出版した。この図書出版プロジェクトをはじめ、読書普及のため同国の学校内に図書室を設置する取り組み、読書を通じて子どもたちの世界を大きく広げるための読書推進運動、図書室を軸に絵や工作、音楽などの文化活動を行える子どもセンターの開設と支援、こうした取り組みが同国の人々によって行なわれるように、教員への読書推進や表現活動や教育に携る人材の育成に取り組んでいる。

推薦者:公益財団法人 社会貢献支援財団
特定非営利活動法人 ラオスのこども 代表 チャンタソン インタヴォン
代表
チャンタソン インタヴォン
代表 チャンタソン
代表 チャンタソン

この度はこのような素晴らしい賞をいただき、会を代表して心から感謝申し上げます。
これまで34年間ラオスの教育向上を願い活動を続けてきたなかで、ラオスの子ども達の教育環境を少しでも改善する手助けができたことを誉めていただいたものとし、大変嬉しく思います。選考委員の皆様に感謝すると共に、今まで私たちを支えてくださった多くの支援者やボランティアの皆様に感謝いたします。

ラオスはフランスの植民地であった歴史的な背景、ベトナム戦争の影響、山がちな国土、言葉の違う様々な民族の存在などにより、ラオスの教育は普及が遅れてきました。日本では当たり前な、子どもたち誰もが自由に本を読めるような環境はなく、教育を充分に受けられる状況ではありませんでした。

私たちがラオスの子ども達のために活動を始めた当初は、ラオスの首都ヴィエンチャンに国立図書館と国営書店が1軒あるだけで、子どものための本などありませんでした。地方へ行けば、村の学校とお寺の他に文字は存在しないという生活で、ある若い女性は縫製の職業訓練を受けていましたが、教わったことをノートに書き留めることができませんでした。経済的に自立するため、新しい知識や技術を修得したいと思っても、文字の読み書きができないと、そのチャンスは非常に限られてしまいます。

そんな状況に対して、私たちは、ラオスの子どもたちが文字に触れる機会を増やそうと、ラオス語図書の出版や、学校図書室設置の取り組み、読書の普及と人材育成、子どもセンター(児童館)の支援などを、30年以上にわたりラオス全国ですすめてきました。

このように活動を続ける中で、本に出会い人生が変わったと話すラオスの人々に出会うことが何よりうれしく、この活動の意味や必要性を改めて感じます。

このような教育分野の支援は、なかなか成果がみえにくいものですが、長くつみ重ねてきたことが少しずつ、実を結んできているように思います。

今後はさらに、多種多様な本を現地で出版し、より多くの子どもたちが絵本に出会うチャンスを得られるように活動を続けていきます。そして、こうした活動が将来、現地の人々によって担われるよう、人材育成にも力をいれて励んでまいります。

今後も、応援いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

代表 チャンタソン インタヴォン

  • 図書室で本を選ぶ様子
    図書室で本を選ぶ様子
  • 図書室で夢中になって読書
    図書室で夢中になって読書
  • ラオスで団体が出版した図書
    ラオスで団体が出版した図書
  • 絵本の読み聞かせにみんな夢中
    絵本の読み聞かせにみんな夢中
  • 子どもセンター 大きな紙に皆でお絵かき
    子どもセンター
    大きな紙に皆でお絵かき
  • 人材育成 先生もこれまで本に触れる機会がありませんでした.
    人材育成
    先生もこれまで本に触れる機会がありませんでした.