受賞者

第46回

人命救助の功績

すおう けいじ

周防 啓爾

(愛知県)
なかむら としお

中村 俊夫

(愛知県)

平成26年9月26日午前5時頃、愛知県尾張旭市で、周防さんと中村さんは向いの住宅が火災で、2階のベランダでその家の女性3人(母、長女、次女)が助けを求めているのに気が付き、自宅にあった2連はしごを使って次々と3人を救出した。

推薦者:尾張旭市
周防 啓爾
周防 啓爾
中村 俊夫
中村 俊夫

周防 啓爾

平成26年9月26日の火災で女性3人の救助でこの様な名誉有る賞を頂き未だに信じられない思いです。

今でも、あの時の事を考えてみても「助けてください!」という声が2階のベランダの方から聞こえて来て、自宅にはしごが有る事を瞬時に思い、気が付いたら体が自然にはしごを持って走っていました。2階のベランダめがけはしごを立て掛け、そのはしごから女性3人が降りて来て、無事な姿を見て「あー、間に合って良かった」という思いでした。
それから、消防の人からその時の状況を聞かれてお話をして、警察の人からも状況を聞かれお話をしました。奇跡的な救助だったと言われました。そして尾張旭市消防署長から1ヶ月後に感謝状を頂いた事に驚き、更に暫くして社会貢献支援財団というところから人が訪れて尾張旭市からの推薦により東京で表彰を頂けるので是非とも式典に出席して頂きたいとのことで、再度驚きました。

私自身の行動がそんなにすごい事だったのか?と今でも不思議でなりません。自然な行動が評価されたのかな?と思いました。何度思い返してみても、あの時は気が付いたらはしごをもって夢中で走っていましたし体が自然と動いていました。

此の度、社会貢献者表彰式典に出席させて頂き、大変な人命救助で社会貢献された方、海外で色々な形で大変な社会貢献をされている個人や団体の方がいらっしゃる事を知りました。

私は今年の4月に定年退職をしました。それまで物流関連の会社で会社員勤めをしていましたので、これと言って活動をいう活動は何もしておりません。第一線の仕事から離れましたが、これから私自身少しでも社会貢献になる様な行動、或いは活動が出来ると良いなと考えています。

最後に、この様な名誉ある賞を頂き、名誉ある式典に出席させて頂き誠にありがとうございました。

中村 俊夫

この度は帝国ホテルに於いて、社会貢献者表彰式典が挙行され、「人命救助の功績」部門の一人として参加出席をさせていただきました。
瑶子女王殿下のご臨席の下、このような盛大な式典が行われ、安倍昭恵会長より一人一人に表彰状が授与され、ただ感激をしている次第であります。

思えば平成26年9月26日午前5時頃、叫び声で火災に気付き、寝巻き姿で火元へ、しかし既に火柱が上がり、2階も炎に包まれている状況でした。玄関付近も燃えていて出られず、2階ベランダから取り残された娘さんたちの「助けて!助けて!」の叫び声と母親の3人の姿が…これは急いで救助しないと炎に包まれてしまう、1秒でも急がないと危ない、長いハシゴでないと届かない!とっさに自宅の2連ハシゴを使うことを思いつき、持ち運んでベランダに置き、火力は強くなっていましたが3人を次々に救助することができました。
2階の窓からも炎がベランダに迫り、あと2分ほど遅れていたら危なかったと思います。
今思うとあの時は炎で熱い、ハシゴが重いなどは夢中で感じませんでした。ただ娘さんの叫び声に体が自然に動いたなと自分でも今は思っています。

私はこの時85歳でしたが、この救助活動が出来たのは、17年前に地域のシニアクラブの会長を務めたときにグラウンドゴルフを取入れはじめ、現在も週5回会員25人前後で1時間半健康維持と体力向上のために行っているからだと思います。また、その前に地域の有志で毎朝小学生の通学道路の十字路に立ち、旗を振って交通整理(スクールガード)を行っています。このような活動があの火災の時に役に立ったかもしれません。

私は今87歳ですが、今後4、5年は奉仕を続けて参りたいと思っています。

末筆ですが最後に、社会貢献支援財団の益々の発展と関係各位様のご健勝をご祈念いたします。