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受賞者

平成27年度

社会貢献の功績

とくていひえいりかつどうほうじん ろばのかい

特定非営利活動法人 ロバの会

(京都府)

昭和38年、会の代表者となる山田新作さんが京都市の点字図書館で朗読・録音活動を開始。点字図書館の蔵書を次々と作った後、同50年にボランティア仲間に勉強会を呼び掛け「ロバの会」を結成。医療や音楽、スポーツ、食事、旅などバラエティーに富んだテープ情報誌「ロバさんの情報ファイル」を全国に発行した事で、利用地域を限定する図書館での活動から独立した。その後、終日電話で聞ける「朝日新聞天声人語」、「郵便局ふるさと小包・全国版」「高島屋通信販売カタログ」を発行、爆発的な反響を呼んだ。ロバの会は、全国に先駆けて録音図書のデジタル化に取り組み、テープを全てCD化、視覚障がい者の自立のための医学書・参考書をはじめ、セパメンバー表などは「いつまでも手元に置いて利用して下さい」という貸出しをしている。平成20年にはNPO認可も取得、同22年には文化庁から「視覚障がい者等のための複製又は自動公衆送信が認められる者」の指定を受け、43人の会員は活動を続けている。

推薦者:社会福祉法人 日本ライトハウス情報文化センター
特定非営利活動法人 ロバの会 代表 山田 新作
代表 山田 新作
やなせたかし氏が作ったロバの会のテーマソングの歌詞
やなせたかし氏が作ったロバの会のテーマソングの歌詞
ロバの会の看板(絵:やなせたかし)
ロバの会の看板(絵:やなせたかし)

私どもNPO法人・ロバの会の創立メンバーにとっては、40年を超える朗読奉仕の最後のご褒美となりました。今後を託す若いメンバーにバトンタッチをするための、嬉しい再スタートに立てたような気がしています。

ほぼ40年前、ボランティアと言えば、点字と朗読…と言う時代がありましたが、最近は、情報はパソコンで自分で選べるようになったので、ロバの会は卒業します・…というようなご連絡も多くなりました。

各地で制作されたCDを全国の視覚障害者が使えるというネット図書館も活躍していますが、やはり「もうテープは作らないのですか?」という、テープと点字で育って、パソコンもスマホも使えない、今は高齢視覚障害者と呼ばれる方々もまだまだ沢山おられます。

そんな方々に今欲しい情報は?とお聞きすると「近所のスーパーのチラシを読みたい」というような毎日の生活に直結した、切実な返事が返ってきます。

若い方々は自力でどんどん情報を取れますが、それでも日常の身近な情報は反対に少なくなってきているように感じます。

毎日、他人様に「有り難うございます」と声を掛けながら生きていかなければならない生活は、どんなにか自分を抑えて、肩身狭く控えめに生活されていることかと想像できます。

私達ボランティア自身も高齢になり、家族や友人を見送ることも多くなりましたが、そんな時に「ロバの会があって良かった」「集える仲間があって良かった」「CDを送る封筒の手作りなど、小さくても役に立つ仕事があって良かった」とつくづく思います。

賞状式典の間に紹介されたVTRのインタビューも感動的でした。

授賞式に出席して、他の方々の活動を見聞きし、ボランティア活動は人のためではなく、自分の生きる活動源になっていることを再確認させて頂きました。

有り難うございました。

NPO法人ロバの会朗読ボランティア
河野 ゑみ

  • 事務所の活動風景
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