受賞者

平成27年度

社会貢献の功績

にんていえぬぴーおーほうじん うりずん

認定NPO法人 うりずん

(栃木県)

栃木県宇都宮市で、医療的ケアが必要な重い障がい児者を日中預かることで、その家族を支援する「レスパイトケア」を行う施設として平成20年に設立された。同県内で唯一民間の診療所が行なっているレスパイトケア施設。同市で外来診療、在宅医療を行うクリニックを運営する髙橋昭彦医師が、在宅医療を行う中、24時間子どもにつきっきりで介護しなければいけない状況を目の当たりにし、日中重い障がいのある子どもを預かって家族の負担を軽減しようと、運営の困難を承知の上始めた活動。民間財団の助成を受けて事業を始めたところ、同市が関心を示し、事業委託先となったが、利用者の立場に立った「臨機応変な対応」ができる施設を心がけているため、財政面では負担も多く運営は厳しい。利用者のニーズに合った運営を行うため、規模を広げて新しい拠点をつくる計画を進めている。

推薦者:公益財団法人 社会貢献支援財団
認定NPO法人 うりずん 理事長 高橋 昭彦
理事長 高橋 昭彦

「日々の暮らしのその先を」

お楽しみ会 はいどうぞ
お楽しみ会 はいどうぞ

平成27年11月30日、公益財団法人社会貢献支援財団主催の社会貢献者表彰式に出席させていただきました。瑶子女王殿下のご臨席のもと、安倍昭恵会長から直々に表彰していただき、大変感激いたしました。

医療の進歩により、多くの小さな命が助かる一方で、人工呼吸器、経管栄養などの医療的ケアが必要な子どもが増えています。このような子どもが退院するとひとりの親(多くは母親)が仕事を辞めて介護をしなければなりません。片時も休むことができない介護の現状をみて、何かできることはないかと始めたのが、日中数時間お預かりするレスパイトケアでした。研究事業として始めた預かりは採算性が厳しく、これだけでは存続が困難でしたが、宇都宮市が日中一時支援の特別な制度を創設し、平成20年度から事業としてうりずんを開始することができました。今回の受賞は、子どもとご家族、支援者の皆さん、そして日々支えてくれているスタッフを代表していただいたものと思います。

絵本読み聞かせ どんなお話かな?
絵本読み聞かせ どんなお話かな?

現在、うりずんは特定非営利活動法人となり、4つの市町から33名の障がい児者が日中のレスパイトケアを利用されています。ホームヘルパーが自宅や移動中に介護を行う事業も始めました。しかし子どもと家族が普通に暮らせる状況には程遠く、通学の負担、授業中は親が学校に待機を求められたり、修学旅行や遠足なども親が参加しないと行くことができない、など厳しい現実があります。親なき後の問題も重い課題です。

もう少し地域のお役に立ちたいという思いから、公益財団法人日本財団様の助成を得て新しい拠点の建設が始まりました。平成28年3月にはうりずんの新拠点が誕生し、児童発達支援や放課後等デイサービス、居宅訪問型保育など新しいサービスも始める予定です。お世話になっているすべての方に心より感謝申し上げます。

受賞された皆様の活動はどれもすばらしいものでしたが、特に広島県で「空腹が子どもを非行に走らせる」と、保護観察中の少年たちに長年の間、毎日ご飯をふるまう活動をされている中本忠子様の活動には胸打たれました。やはり、日々の暮らしの中に答えがあると感じました。皆様とご一緒できたこと、光栄に存じます。

今後も、どんなに重い障がいがある子どもも、その家族も普通に地域で暮らしていける社会を目指して活動を続けていきます。このたびは誠にありがとうございました。

特定非営利活動法人うりずん
理事長 高橋 昭彦

  • みんなで遊びましょう
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  • 動物園見学でキリンにえさやり
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  • 動物園見学会集合写真
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  • 節分 鬼は理事長が務めます
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