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受賞者

平成27年度

社会貢献の功績

しゃかいふくしほうじん かりよんこどもせんたー

社会福祉法人 カリヨン子どもセンター

(東京都)

昭和62年からいじめ、不登校、虐待、少年犯罪などの電話・面接相談「子どもの人権110番」などで子どもの人権救済活動に携わっていた坪井節子氏(弁護士)が、日本で初めて平成16年6月に今日眠る場所のない子や家に帰れない子どもたちの緊急避難場所となる「子どもシェルター」を開始。以来10年程で、シェルターにやって来た子どもたちは、310名。活動は自立援助ホームを運用するなどさらに拡大している。これらの活動がモデルとなり全国的な広がりを見せ、現在12法人、8ヵ所のシェルターが開設され、「子どもシェルター全国ネットワーク会議」として展開されている。

推薦者:公益財団法人 社会貢献支援財団
社会福祉法人 カリヨン子どもセンター 理事長 坪井 節子
理事長 坪井 節子

このたびは、貴重な社会貢献者表彰を頂戴し、誠にありがとうございます。

センターの前にて
センターの前にて

カリヨン子どもセンターは、東京都内で、虐待をうけるなどして家庭や社会に安全な居場所がないハイティーンの子どものため「子どもシェルター」と「自立援助ホーム」を運営しています。豊かな日本の社会でも、暴力や暴言、性的虐待、育児放棄(ネグレクト)を受け、衣食住、心身の健康や教育の機会が守られていない子どもたちが大勢います。公的機関である児童相談所は年間8万件を超えて増え続ける虐待相談に対応し、一時保護所はパンク状態です。

「親に“死ね、お前なんて生むんじゃなかった”と言われて育ってきた」「相談できる人が周囲におらず、小さな頃からずっとひとりで抱え込んできた。高校生になってやっと家を出た」「世の中の誰も信用しない。自分はいつ死んでもいいんだから、誰を傷つけても何とも思わない」…子どもたちの孤独で切実なSOSが寄せられ、2004年に日本で初めて子どもシェルターを開設して以来、320名を超える子どもたちを受け入れてきました。

子どもシェルターではスタッフが常駐し、すべての子どもに担当の弁護士がつきます。児童相談所、福祉事務所、保護観察所、病院等の関係機関と子どもを中心にしたスクラム連携を組みながら、これまでの環境を見直し、これから生活する場所を考えていきます。長らく医療や教育の機会を奪われてきた子どもも多く、家庭的で安全な生活のなかでこれらのケアにもあたりながら、子どもたちに「ひとりぼっちじゃないんだよ。あなたは大切な人。一緒に考えよう」と語りかけています。

また、子どもシェルターに逃げてきた子どもの8割は家庭に戻ることができず、児童福祉施設等へ転居していきます。暴力の荒波から救い出されても、虐待の後遺症として精神的な不調を訴え、すぐに進学や就学を目指すことが困難な子どもたちもおり、それからの人生も多くのサポートを必要とします。カリヨン子どもセンターでは、17名の職員、20名のボランティアスタッフが従事し、日々子どもたちと共に悩み、喜び、彼ら彼女らが自分の人生を取り戻し、自らの足で歩いていけるようになるまで伴走しています。

こうした小さな活動にご関心を寄せて下さり、大きなお励ましを頂戴した思いです。どうぞ皆様のお近くに、今晩帰るところがないと困っている子どもがいたら「子どもシェルターがあるよ」と教えてあげてください。またそこから再出発しようとする子どもたちの姿をどうかあたたかく見守っていただければ幸いです。

社会福祉法人カリヨン子どもセンター
理事長 坪井 節子

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