東日本大震災における救難活動の功績
一般社団法人
震災復興支縁協会つながり
東日本大震災発生後、宮城県南三陸に拠点を置いてボランティア活動、支援活動を行っていまる。代表の勝又三成さんは同県内で被災し、仙台市内に戻る際に被災状況に衝撃を受け、支援物資を届けたり、義援金の募金活動を行ったりしていた。その後、南三陸で海中の瓦礫撤去や行方不明者捜索、子どもたちのためにイベントを開催したほか、同町のわかめ工場の漁業支援や「地元の海で泳ぎたい」という子どもたちの願いに応えるため、約3000名以上のボランティアと共に長須賀海水浴場のビーチ清掃を行い、昨年7月「長須賀つながりビーチ子ども広場」をオープンさせた。
この度は社会貢献者表彰というすばらしい賞を受賞出来た事を心より嬉しく思います。南三陸町を中心に毎日のボランティア活動も、いつまで続けるべきなのか不安との戦いでした。しかしこの様な名誉ある賞を頂きスタッフ一同、より一層社会貢献意識も高まり、今後更なる活動への決意のきっかけともなりました。
東日本大震災よりまもなく3年がたちますが、私どもは全員が今も本気で毎日被災地支援活動を行っております。
海中や砂浜での行方不明者捜索や、漁業の邪魔をする海中瓦礫の撤去。震災孤児遺児を始め、被災地の子ども達と共に地元の海水浴場を復活させる為、南三陸歌津にある天然の砂浜『長須賀海水浴場』の砂浜に埋もれる瓦礫を撤去し、24年の夏に、見事地元の子ども達と沢山のボランティアの力で、オープンする事ができました。
子ども達も、自分達の力で海水浴場を取り戻せた事が誇りとなり、大きな自信につながりました。翌年も子ども達自らの力でオープンさせる事を夢見て、冬のうちから清掃活動が始まっています。
人口流出や漁師離れが多く見られる被災地で、少しでもこの活動が人口流出の歯止めになり、更に、砂浜清掃活動がボランティアにこられる方々と地元の住民との交流の場となり、観光客の誘致に繋がっていく事を目標とし活動しておりますが、これから進んでいく防潮堤計画で、子ども達が取り戻した海を無くしてしまう事への不甲斐なさを強く感じ、住民の本当の気持ちをしっかりと訴えていき、住民が望むべき素晴らしい景観の町づくりを行っていきます。
宮城県では未だ行方不明者は1,289名と沢山の方が見つかっていません。震災から3年がたとうとしていますが、残された遺族の心の支えになれるよう、これからも潜水士チームは海中の捜索活動をつづけていきます。
最後に私どもの活動に協力していただいた沢山の支援者と、団体を陰ながら支えてくれている沢山の仲間達に心より感謝いたします。
ありがとうございます。
一般社団法人 震災復興支縁協会 つながり
代表理事 勝又 三成