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受賞者紹介

平成20年度

人命救助の功績

ますもと せつこ

増本 節子

(昭11.10. 1生 72歳/佐賀県)
平成19年11月24日、唐津市の松浦川の川辺で、女児が川に転落した、という叫び声を聞き救助に向かった。寒中、着衣を脱ぎ水深2.5メートルの川に飛び込み女児を救助し、蘇生処置を施し、一命を救った。

この度は栄えある賞を頂き、身に余る思いでございます。

今回この様な壇上に立つ事が出来たのも、回りの皆様のお陰であると大変感謝いたしております。

普段から体を動かすのが好きな私は、健康がてらに水泳を習っておりましたが、今回こんな形で人命救助に役立つとは思ってもおりませんでした。

でも何より一番嬉しかったのは、幼い一人の命が助かったと言う事です。

もし助ける事が出来なかったら、子供の両親に申し訳ない気持ちと、自分で自分が腹立たしく悔やんでも悔やみ切れなかったと思います。

今回頂いた、この輝かしい賞を自分自身の誇りとして、これからの人生を強く、明るく歩んで行きたいと思います。

平成19年11月24日の15時26分頃、増本さんは唐津市松浦川の川辺で遊んでいた女児(3歳)が、川に落ち溺れたという男児の大きな声を自宅の2階ベランダで聞いた。

自宅から河畔の堤防に駆け上がり、約150メートル程離れた現場に到着すると、川岸から約14~15メートル程先の水面にうつ伏せの状態で浮かんでいる子どもの着衣が見えた。

増本さんは周囲の人に消防署に連絡するように伝えると、寒空の中でズボンと上着を脱ぎ川に入った。
子どもの所まで泳いで行き子どもを仰向けにした状態で、呼吸をしていないのに気づいた。右腕で子どもを抱き川岸まで泳いで戻った。

しかし河畔はコンクリートで傾斜がきつく、滑りやすくて女児を引き上げられなかったので、近くに浮いていた工事用の丸太につかまり、子どもを抱きかかえたまま人工呼吸を続けた。

女児の腹がゴロゴロと鳴り出し、続けて3~4回人工呼吸をすると、ドロンと目を開けて泣き出し意識が回復した。女児に言葉をかけ励まし、そのまま救急車の到着を待った。

水中で長い時間に感じられた。ようやく救急車が到着し救急隊が女児を川から引き上げ、病院へ搬送し救助された。

増本さんは「人口呼吸の知識は、数年前救急センターでの講習会を受講していたのでそれを思い出して必死にやった。助けないといけないという気持ちだけでやった。」と語った。

(功績の概要・推薦者:全国消防長会)
松浦川・事故現場

Ms. Setsuko Masumoto

(born 1 October, 1936 [72 years old]; Saga Prefecture)
Ms. Masumoto went immediately out for a rescue when she heard a boy's cry for help. A girl fell in Matsuura River in Karatsu-shi, Saga Prefecture, in the afternoon of 24 November 2007. She jumped into the river which was 2.5 meters depth and rescued a 3-year old child. She was given revival steps and was saved.
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