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受賞者紹介

平成20年度

人命救助の功績

うえの たけし

上野 武志

(昭35. 2. 9生 48歳/大阪府)
平成19年11月19日、大阪市西淀川区の自宅向いの3階建て住宅の火災を発見し、3階から幼児を抱え助けを求める夫婦から、投げ渡された幼児を身を挺して受けとめ救助するとともに窓下に持ち出した布団を重ね、飛び降りた夫婦を救出した。

この度は、この様な名誉ある賞を頂き、誠に光栄に思っております。

私の中では、そんなにりっぱな事をしたとは思っていないのですが、私の取った行動が、1つの家族の命をすくい、その後その家族にもう1つの新しい命が宿る事になったと聞き、初めて、本当に良かったと思いました。

今後も、この様なりっぱな賞に恥じない様な生き方をして行きたいと思います。

復旧後の住宅(中央)

平成19年11月19日の午前9時30分頃、上野さんは、「煙が出ている」という家族の声で、西淀川区の住宅の向いにある3階建ての共同住宅の2階から出火し、2,3階から激しく黒煙が噴出している火災を発見した。

3階を見ると夫婦と幼児(5ヵ月の女児)が窓越しに見えた。上野さんはすぐに駆けつけ、玄関から入ろうとしたが、ドアが施錠されていた。すでに母親が黒煙から守るように幼児を両手で抱え窓の下に突き出していた。

3階の夫婦が「煙がひどくて下には逃げられない」と叫んでいるのを聞き、上野さんは「子どもを受け止めるから下に落せ」と声をかけ、今にも炎に包まれる状況の中、約7メートルの高さの3階の母親から投げ渡された子どもを、両腕と腹で必死に受け止め救助した。

次に布団などを5~6枚を窓の下に敷き、「ここに飛びおろ」と夫婦に向かって叫び、妻と夫の順に飛び降りさせて脱出させた。

火災後、新築された住宅

夫は足を骨折したが、妻は軽傷で済んだ。逃げ場を失った親子3人を救った直後に3階は火の海となった。

上野さんは「火災の発見から、救助まで必死だった。親子3人とも助かって良かった。」と語った。

(功績の概要・推薦者:全国消防長会)
復旧後の住宅街

Mr. Takeshi Ueno

(born 9 February, 1960 [48 years old]; Osaka Prefecture)
Mr. Ueno found the fire in the opposite house to his residence in Nishiyodogawaku, Osaka in the morning of 19 November 2007. The couple caught in the fire threw their baby from the 3rd floor and Mr. Ueno caught the baby risking his own body. He also rescued the couple who jumped from the 3rd floor to land on top of mattresses.
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