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受賞者紹介

平成20年度

人命救助の功績

さとう なおき

佐藤 直樹

(昭27.12.12生 55歳/長崎県)
平成20年2月13日、長崎市野母崎町野母漁港内、水深5メートルの海中に自転車ごと転落し沈んでいく男性を発見した。外気温1度の極寒の中、海面までの高低差約4メートルの海中に飛び込み救助するとともに、呼吸停止状態であった男性に蘇生措置を施し一命を取り留めた。

この様な名誉ある賞を頂きありがとうございます。

当日たまたま、現場に居合せ無我夢中でした。当り前の行動が、この様な、名誉ある賞を受賞できたのも、救助にあたり協力してくださった近所の皆様及び消防本部の迅速な判断でドクターヘリなど出動して頂きただちに病院に搬送出来た為、命が助かったのだと、協力して頂いた方々に心より感謝致します。

式典に招かれていた世界各地で様々な分野で社会貢献されている方々と同席出来た事を誇りに思い、これからも、少しでも、社会に貢献出来ればと思っています。

現場となった長崎漁港

平成20年2月13日の午後4時半頃、佐藤さんは運送業務を終え、トラックを長崎市の野母漁港内の海岸沿いに止め遅い昼食をとっていた。後方で「ガチャン」という音を聞き、周りを見たが、何もなかった。

そのままふと海の方に目をやると、自転車にまたがり、ハンドルを握ったまま海中に沈んで行く人影(男性・65歳)が見えた。男性は気を失ったのか、沈んだまま動かなかった。

佐藤さんは寒中の中、海面まで高低差約4メートル、水深約5メートルの海中に自らの危険を省みず、作業服と安全靴のまま海に飛び込んだ。

片手でそばに係留してあった船のロープをつかみ海中に潜り、もう一方の手で男性の襟元を握り、消波ブロックのすき間に引き上げ、なんとか人工呼吸をしたところ、男性は海水を吐き息を吹き返したが、意識はまだ戻らないようであった。

大声で助けを呼び、それに気付いた近所の人が救急車を呼んだ。さらに大人3人の協力で男性を海岸まで引き上げた。救急車が到着するまでの間、佐藤さんは男性に人工呼吸や心臓マッサージなどの蘇生措置を行った。その後男性は救急車で病院に搬送され、一命を取り留めた。

佐藤さんは「後先の事は何も考えず無我夢中で助けに行った。救助中は寒さを感じなかった。」と語った。

(功績の概要・推薦者:財団法人 警察協会)
沈んでいる自転車

Mr. Naoki Satoh

(born 12 December, 1952 [55 years old]; Nagasaki Prefecture)
Mr. Satoh discovered the man with his bicycle falling into the sea of 5 meters depth and sinking, at the Nomo Fishing Port in Nomozakicho, Nagasaki-shi, in the late afternoon of 13 February 2008. He jumped into the sea from the 4 meters high quay in the cold winter climate of 1 degree centigrade. He gave the man who had stopped breathing with revival steps and saved the life of the man.
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