受賞者紹介

平成19年度 社会貢献者表彰

人命救助の功績

やまもと いさお

山本 勲

(昭和24.12.14生 57歳/東京都)
みずの ともたか

水野 智隆

(昭和55.1.25生 27歳/神奈川県)
ますい ひでゆき

増井 英之

(昭和52.9.9生 30歳/東京都)
山本 勲
山本 勲
水野 智隆
水野 智隆
増井 英之
増井 英之
平成19年1月26日の夜、東京のJR上野駅で酩酊した男性がホームから転落したのを目撃し、直ぐに軌道敷内に降り連携よくホームに引き上げ、心肺停止状態の男性に気道確保や心臓マッサージなどを施し命を救った。
推薦者:全国消防長会

受賞の言葉

山本 勲

この度は、この様に名誉ある賞を頂き、心より感謝御礼申し上げます。日頃、東京消防庁の災害時支援ボランティアのコーディネーター、応急手当普及員、日本赤十字社東京都支部のボランティアリーダー、救急法救急員として活動している中で、先輩諸氏やボランティア仲間から様々な御指導、御教授頂いた事が、人の為になった事は大変嬉しく、仲間と共により一層に社会貢献ができればと思います。
最後にお世話になりました財団の皆様に心より感謝と御礼を申し上げます。


水野 智隆

この度は栄えある賞を頂き誠に有り難う御座います。思い返せば丁度1年前のこの時期に起きた出来事と考えると月日の経つ早さに改めて驚かされます。当時の事は今となってはその時どう思って行動したとか何を感じたとかということも含めておぼろげにしか記憶に御座いませんが、深く考えてした行動というわけではなくその場の咄嗟の判断により出た行動であることだけは覚えています。再度同じような場面に出くわした時に迷うことなく当時と同じ行動をとれるかと確信を持っていうことは正直出来ませんが、頂いた賞に恥じぬような生き方をしていきたいと思っております。


増井 英之

事故の当日現場には受賞した3人の他にも助けようと協力していた人がたくさんいました、同僚の一人も受賞はしていませんがホーム上から人を引揚げる手助けをしていましたし、ホームの非常ベルをいち早く鳴らしてくれた方もいらっしゃいました、そのようにいろいろな方々のご協力でけが人の救出ができたことと、その後の私の受賞に繋がっていることを思うとありがたいことだと思います。近頃は人と人とのつながりが薄くなってきているとよく聞きますが、実際に救急の現場ではやはり人のつながりがあることを実感いたしました。これからの人生でいろいろなことが起こると思いますが、今回の受賞を受けて、最後にはやはり人のつながりがあることを信じてみようと思うようになりました。

男性が転落した軌道敷内

1月26日午後11時頃、JR上野駅の京浜東北線のホームで、男性(60歳)が軌道敷内(線路内)へ転落する事故が発生した。衆人環視の中、ホーム上に居合わせた自営業の山本さん、会社員の水野さんと増井さんの3人が、救助のために軌道敷内に降り、意識不明の男性をホーム上へ引き上げ、心肺停止状態であったが、3人で協力し男性の気道の確保や心臓マッサージを施し救助した。

第1発見者の山本さんは、親戚の家に向かう途中で、同ホームで電車を待っていた。約5メートル離れた柱に酩酊した男性が寄り掛かっているのに気付いた直後、ホームに電車が到着した。男性は乗車する気配もなくその電車が発車した後、よろめきながらホームの白線を超えたところで立ち止まり、嘔吐するのかと思った瞬間、線路内に転落した。山本さんは、直ぐに駆け付けホームから男性に声をかけたが返事がなく、電車が接近していないことを確認し線路内に降りた。男性は顔面から出血があり、刺激にも反応しない。ホームからその様子を見た帰宅途中の水野さんと増井さんが続いて線路内に降り、協力して男性をホーム上へ引き上げ、駅員が用意した担架に乗せた。

男性は心肺停止状態で、山本さんは普段から携行している救急セットを取出し、感染防止手袋を装着後、三角巾で頭部の創傷処置を施した。次に口腔内の清拭をして、呼吸、脈拍を再確認したが、いずれも確認できなかったので、胸部圧迫による心臓マッサージを行い、水野さんはその補助を行い、増井さんは気道を確保し男性を救助した。

男性は、救急隊により医療機関に搬送され、「心肺停止、頭部顔面骨折(重症)」と診断されたが、一命を取り留めた。

上野駅京浜東北線ホーム

Mr. Isao Yamamoto

(born December 14, 1949 [57 years old] ; Tokyo)

Mr. Tomotaka Mizuno

(born January 25, 1980 [27 years old] ; Kanagawa Prefecture)

Mr. Hideyuki Masui

(born September 9, 1977 [30 years old] : Tokyo)
On the night of January 26, 2007, Mr. Yamamoto, Mr. Mizuno, and Mr. Masui saw an intoxicated man fall from the platform at Tokyo's JR Ueno Station. Working together, the three men immediately jumped down onto the tracks to pull the man up onto the platform. Although the man was in cardiac arrest, they were able to save his life by clearing his airway and administering heart massage.
Recommended by: Fire Chiefs' Association of Japan