受賞者紹介

平成18年度 社会貢献者表彰

第二部門/多年にわたる功労

とうさ みゆき

藤佐 美幸

(昭29. 8. 31 生)佐賀県佐賀市
藤佐 美幸
BBS(ビッグ・ブラザーズ・アンド・シスターズ・ムーブメント)の佐賀地区のボランティア活動で26年間、青少年の非行防止や立直りの手助けを願い活動を続けている。
推薦者:佐賀県BBS連盟

受賞の言葉

『この指とまれ』と、日本の荒んだ子どもたちの心に寄り添う為に全国の青年たちに繋がり、敗戦後から59年が経ちました。次世代を担う子どもたちの為に心を尽くしてきた多くの仲間たちと受賞を感謝します。一人でも多くの子どもと向き合い、その子どもたちが次の時代の子どもたちの支えとなるように育むことを、今後も旨に頑張ってまいります。この喜びを佐賀県BBS連盟と全国のBBS連盟の仲間に、そして故古川健次郎日本BBS 連盟前会長に捧げます。

BBSは、1947年に京都の学生達から始まった青年によるボランティア活動。児童養護施設などで青少年の学習を指導したり、相談相手を務めたりする。「お兄さん」「お姉さん」といった親密な関係をつくって交流し、健全な心を育てるのが目的の活動である。

藤佐さんは、佐賀県BBS連盟(県B連)の佐賀地区BBS会(地区B会)に1980年に入会した。それ以後、次々に保護観察所や家庭裁判所・警察・学校・地域などからの依頼の少年・少女達と関わりを持ち、社会に送り出してきた。

15年ほど前からは地区B会や県B連の若手育成にも尽力し、社会人ばかりでなく地元4年制大学2校にBBSのサークルを立ち上げた。また、全国初の中学・高校生によるJrBBS会も立ち上げ、120人ほどの会員を熱心に指導育成している。

会員の増強・育成ばかりでなく、活動の質・量共に熱心に研究し、会員のボランティア精神と受け手の子ども達の思いを融合させたアイディアを豊富に取り込み、次々に新しい企画を活動として地域に提供している。

最近、藤佐さんが活動で重視している事に「虐待・ネグレクト(育児放棄)」がある。かつて活動で佐賀児童相談所で関わった幼児が、退所後に母親から虐待により3歳という幼い命を落とした事件があった。その裁判を傍聴し、容疑者である母親の元に何度も面会に行き、手紙のやり取りをして支え続けた経験などを踏まえて、4年前からボランティア体験、もの作り体験など種々の体験を通して、「じぶん探し」を行うためのセミナーとして、小中高校生を対象として「少年ボランティア体験セミナー『You友遊』―おいでよ!!じぶん工房」の活動を開始し、民間ボランティアとして地域の子ども達の自立支援活動を充実させている。

ふれあい活動
こども達とお料理
こども達とバルーンで遊ぶ
佐賀県BBS 連盟

Ms. Miyuki Tosa

(born August 31, 1954) Saga City, Saga Prefecture
Through volunteer activities in the Big Brothers and Sisters Movement (BBS) of Saga, Ms. Tosa has remained active in activities intended to brighten the attitudes of young people, to prevent delinquency, and to assist young people make a new start.
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