受賞者紹介

第60回 社会貢献者表彰
おおたき としひこ

大滝 利彦

(新潟県)
大滝 利彦

自衛隊を55歳で定年後、上越市の防災局の職員になり、災害から自分たちの町を自分たちの手で守るために地域密着型の防災士を育成し、組織を結成して活性化させる必要があると痛感し、市と連携した防災士の活動を支援する上越市防災士会を2007年に結成した。60歳で市役所を定年後、非常勤での保育園勤務の傍らボランティアで平日の夜と土日曜日に防災士会の仕事に携わった。市では、2005年に周辺13町村の編入と合併があり、防災活動の中心となる地域密着型の防災士の活躍が一層望まれるところとなった。防災士は、国家資格ではないが、市からの養成講座を受託した防災士会の講習を終了し、日本防災士機構の試験に合格することが必要。2012年から5年間で500名の防災士を育成することを目標としており、現在670名を育成し、市内の全町に1名以上の防災士を確保するために活動を続けている。

推薦者:公益社団法人 隊友会 理事長 岩﨑 茂

この度、社会貢献者表彰という歴史のある賞をいただき感謝しております。

当上越市防災士会は平成19年に発足し、現在670名の会員の組織になっておりますが私が市役所入所当初から防災士の養成事業が動き出しておりました。

防災士を養成した、だけでは中途です。目的は達成できません。資格を取った防災士が自主防災組織・町内・地域に於いて防災リーダーとしてどのように関わり、活躍していただくかが重要です、それには防災士を生かすも殺すも自主防災組織・町内会・地域・行政との密接な連携が必要です。

防災士個人が単独ではなく防災士会を結成し、縦・横の連携を密にして防災士が地域で充分活躍できる後押し、フォローアップをするのが会結成の狙いです。

具体的な活動としては、第1に会員のスキルアップです。資格を取っても直接防災・訓練に携わらなければ年々レベル・意識が低下してしまいます。年間数回スキルアップ講座を計画・継続しています。また市と連携し防災アドバイザーを認定し地域の防災訓練等のアドバイスを行い、地域の防災力の向上とともに防災士個人のスキルアップに役立てています。

第2にネットワークの充実、支部結成の推進です。上越市は平成17年に13町村と合併し新上越市が誕生し、28区の地域自治区に区分され、現在24支部が結成されております。防災士の連携のみならず、各町内の各種団体との連携が密接になっています。

第3に各支部、地区での合同訓練の推奨です。合併し、市は海から県境まで面積が大きくなりあらゆる災害が想定されます。しかしながら28区それぞれ災害の種類・程度が違うため、地域の災害特性に合った防災対応・訓練が必要です。また訓練には事前調整・計画が必要です、避難所も町内の合同使用も多々あり、実災害での町内・地域を超えた調整事項等平常時の訓練から少しでもできるように勧めています。

第4に女性防災士の勧誘です。会の女性防災士は32名全会員の5%、避難生活では生活環境を悪化させないことが大切です。それには女性の目線を取り入れることが重要と考え、女性部を立ち上げ活動の活発化を図っています。        

これからも市と連携し地域に密着した防災活動に取り組んでいきます。

  • 上越市防災士会発足15周年
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  • 上越市総合防災訓練の様子 令和4年10月24日
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  • 緑のベストには「防災士」の文字
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  • 上越市防災士養成講座の様子
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  • 防災訓練 テントの組み立てを体験
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  • 防災士会女性部活動報告 自宅にあるもので防災グッズを作る
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